△OSPREY 『ストラトス』 (2009・2010年モデル)

2010年05月13日 (木) 12:49



ザックメーカーとして、オスプレーが好きである。
一昨年まではパッと見の格好良さで選んだザックを背負っていたのだが、
去年ちゃんとフィッティングして選んだのが上の写真(左)の『ストラトス32』。
これが自分には抜群に合っていて、次(他のサイズ)を選ぶときも第一候補と決めていた。
 
とりあえず山小屋泊に対応するサイズということで32Lを買ったものの、
やはり半日ハイキングとか速度重視の山行には大袈裟なので、
1サイズ小さいものをと思い、今年に入って26L(右)を追加した。

どちらも黒基調なのだが、黒は虫を寄せ付ける色と言われていることもあり、
別段黒に拘って選んでいるわけではなく、もっと抜けのいい色も欲しい。
でも、残念ながらオスプレーのカラーリングはちょっとイケてないのである。
なので、32Lも26Lも消去法で黒になってしまった。


1.荷重が腰に乗るフレームザックで、背面は出来れば空気の抜けがあるタイプ
2.トップローディング式で雨蓋の背面側にポケットがあるもの
3.左右に浅め or 柔らかめのサイドポケット、ヒップベルトは太め
4.予算は1万円台前半まで


ザックを選ぶ際の自分のポイントとしては、大体こんな感じである。
この辺の好みは人それぞれだと思うので、くれぐれも参考にしないように…(笑)

俺は割とヘタレなハイカーで、専門的な知識を直接師事する相手も居ないので、
書籍やネットの情報を吟味しつつ、少しでも楽が出来る状況を作ろうと必死だ。
1の「荷重が腰に乗る」というのは、体力に自身が無い人にとってはかなり大切で、
同じ重さの荷物でも、肩だけで背負うのと腰で分担するのとでは、体感重量が全然違う。
ちなみにフレームザックと言っても、昔からあるフルフレームではなく、
最近流行のインターナルフレームザックというカテゴリのものである。
自分は夏場でも低山に登るので、背面がメッシュで蒸れ難いというのも非常に重要。

2と3は完全に好みの問題。4は現実的な問題。
「トップ(ドロップ、とも)ローディング」というのは、
上部の雨蓋を外して真上から荷物にアクセスする形式のこと。
これに対して「パネルローディング」というものがあり、
こちらは所謂「リュックサック」によくあるような、
コの字型のファスナーをガバッと開いてアクセスする形式。
「トップ」は慣れないと荷物の出し入れが手間なのだけど、
シルエットのスリムなものが多く、自分はその部分の好みでこっちを選択している。

サイドポケットが深いと背負ったままドリンクその他を取り出し難いので、
適度に浅めぐらいが丁度良い。逆に浅過ぎると落としそうで不安。

というワケで、上記のような基準で考えると、
コロンビア、ドイター、グレゴリー、カリマー、ラフマ、ミレー、モンベル、
オスプレー、ノースフェイス、辺りがとりあえずの候補に挙がる。

この中から容量の部分で条件を絞ると、候補に残るザックは案外少ない。
俺は多少上背がある方なので、20L中盤以下のザックを選ぶ場合、
メーカーによってはちょっと小さ(短)かったりするし、
「32」のフィット感が良いこともあり、結局同シリーズに収まってしまうのだった。
まぁ、ザックは(自分なりの)実用性こそが一番重要なので、
変に色気を出して失敗するよりいいのかな、とは思っている。

あと、上の条件を踏まえると、クラシカルなザックはほとんど省かれてしまうので、
必然的にテクニカルな構造のザックの中から選ぶことになる。
テクニカルなザックって「ギラつき」と言うか、何となく主張が激しい印象があり、
あまり大袈裟な感じにしたくない自分としては、ちょっと敬遠しがち。
オスプレーのザックはその辺を丁度良い塩梅の野暮ったさで打ち消しているので、
そんなに主張しない大人しめな佇まいが好印象だった。(褒めてます)


さて、今回の「26」に話を戻すと、デザイン的には'09モデルより垢抜けている。
発色のいい緑・青系のカラーが追加され、野暮ったさはかなり解消された。
ただ、残念ながらこの新色は自分の格好と合わないので、やっぱり黒を選んでしまう。
背面フレームも「エアスピードサスペンション」へと進化を遂げて、更に風通しが良くなった。
インサイドアウトコンプレッション」と「トレッキングポールアタッチメント」は、
個人的に良いと思った新システムで、ストラトスシリーズには今年から採用された。

● インサイドアウトコンプレッション
テンションベルトをサイドポケットの内側・外側のどちらからでも締められるシステム。
ほとんどのザックでは、テンションベルトがサイドポケットの外側に付いていて、
サイドポケットごとまとめて締め付けるようになっている。
これだと出し入れの際に締め付けが緩んでしまい、中の荷物が安定しなかったり、
サイドポケットに収納するときに引っ掛かったりしていた。
テンションベルトをポケットの内側からも締められるようになったことで、
そういったストレスを感じずにサイドポケットにアクセス出来るようになった。
どちらが使い易いかは人によって違うので、選択出来るというのは地味に有り難い。

ちなみにベルト関係は'09モデルより細くなり、機構的も複雑化している影響で、
シンプルで扱い易かった'09モデルに比べ、少し煩わしさを感じるようになった。
慣れれば幾らか緩和される問題だと思うのだが、意見が分かれる部分かもしれない。

● トレッキングポールアタッチメント
トレッキングポールは、通常サイドポケットに差しておくか、
表面のループに括り付けておくのが定番なのだが、
こちらは左のショルダーベルトとサイドポケット下部にループが付いていて、
その2つを「脇差」のように収めておくシステムである。
最初に見た時は「邪魔になるんじゃないか」と懸念していたのだが、
これが意外と手足の動きに干渉せず、ザックを背負ったまま着脱出来て便利だった。
ただ、見た目が本当に「脇差」なので、見た目の違和感は結構あるかも…(笑)

あと、「遊び」がある分サイドポケットなどに収納するより邪魔になる瞬間がある。
やはりこの状態でバスや電車には乗らない方が良いだろうし、
転倒の際に思わぬ怪我をする可能性も考えられるので、今までよりも注意が必要だ。

● エアスピードサスペンション
前述の通り、'10モデルに採用されているフレーム系の新システム。
前モデルはフレームの両サイドまで樹脂製パーツで覆われている構造だったが、
こちらはほぼ"抜けている状態"となり、より空気の出入りがし易くなっている。
快適性としては圧倒的にこちらが上だと思う。
ただ、前モデルはその空間にも荷物を入れることが出来たので、
緊急時に容量を水増しするということが可能だったのだけど、
今回は両サイドが空いているため、収納スペースとしては機能しづらい。
脱いだ上着を一時的に挟んでおくぐらいの利用に留まりそうだ。


OSPREY(LOSTARROW)プロダクトページ
OSPREY 『ストラトス』商品ページ
コメント
一緒に登とき、黒リュックに蜂が来たら、怒るからね。
  • by さち
  • 2010/05/13 9:36 PM
こんだけ長々書いたのに、まさかそこにツッコむとは…!

虫は来るときは黒かろうと黒くなかろうと問答無用で来るものなので、
虫が来たら俺が囮になる…ということでひとつ…
さちさんとホクトのやりとり見て
なぜか幸せな気分になった☆

俺の場合でも蜂がきたらオトリになってくれますか?笑
  • by ハヤト
  • 2010/05/15 1:27 AM
いやー、俺は囮になる気満々でも、虫が好くと言うか好かないと言うか、
実際は虫が決めることだからねぇ。


と言うか、ハヤトもパンツは真っ黒だったから、
むしろ真っ先にハヤトが狙われる可能性も十分あるよね。
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