▲久々の富士山対面 - 三ツ峠山 (1,785m)

2010年07月20日 (火) 17:36



梅雨明けの3連休ということで、去年に引き続き"海の日なのに山企画"。
当初は丹沢山系を縦走しようと山小屋を予約していたのだけど、
数日前に欠員が出たため一旦白紙となり、再度日帰りプランを組み直した。
(上の写真は三ツ峠山ではなく、途中から見えた富士山です。…念の為)
 

元が泊まりの企画だったので、近場で1時間ぐらいで登れる山だと気分的に消化不良。
なるべく遠目でそれなりにしっかり登れる山ということで、
千葉から参加する友人でもギリギリ間に合う山梨県の"三ツ峠山"を選択。
このエリアを登るのは昨年の高川山以来。
先週は雲と傘マークばかりだった天気予報も、今週に入って一転、太陽マークの大安売り。
そう言えば今年はほとんどの山行で富士山を拝めていないので、
それならほぼ"当確"の今回、なるべく間近のロケーションで見てやろうという魂胆である。



当日の天気は満点の快晴で、これ以上無いぐらいの素晴らしい青空。
逆にちょっと日差しが強過ぎるのが、心配と言えば少し心配。
日焼け・日射病・熱射病対策は万全にしておかないとシンドイことになりそうだ。

高尾から出る大月行の中央本線でメンバーと合流。
大月で富士急行線に乗り換えて、"三つ峠"駅で下車。この時点で8時半。
今回はバスなどには乗らず、ここからしばらくは緩やかな上りの車道を歩く。
この時間でも既に日差しが強く、アスファルトからの照り返しもあるので地味にキツい。
ただ、景色は拓けていて変化もそれなりにあるし、飽きるということは無いだろう。

上の中央の写真は、途中にあった三ツ峠山の案内図。
小さくて文字までは判読出来ないと思うが、勾配の表現が尋常ではないのが分かる。
多少は大袈裟に書いているのだろうが、それにしても凄まじい傾斜に見える。
駅からダラダラ歩くこと1時間強、ここからようやく登山道がスタート。



登山道はさすが人気の山だけあって整備が行き届いており、
見事なまでの一本道なので道迷いの心配も無い。
所々にある展望ポイント以外は木々に遮られて展望はイマイチだが、
それほど鬱蒼とした感じではないので、気が滅入ったりすることは無い。
やはりこのコースの問題は、先の案内図にもあった急勾配の方で、
登山口から山頂までの約800mを2時間で一気に登ることになる。

実はこの日、俺自身のコンディションが非常に良く、所謂"仕上がっている"状態だった。
日頃身体を作っているわけでもなく、特に精の付くものを食べたわけでもないので、
本当にたまたまバイオリズムのピークが来ていただけか、夏男の本領発揮なのか…
とにかくそんなワケで、前倒しで結論を言ってしまうと、
今回の山行は自分的にキツいと感じたところがほとんど無かった。
なので、本文章のキツさの表現に関しては、同行した2名の友人の弁を借りている。

確かにガイドブック等でも"急登"と書かれていたし、
途中で会った人も「このコースはキツい」と言っていたので、
恐らく標準的なコンディションで登ったならば、俺ももっと堪えていたことだろう。
まぁ、ちょくちょく登っていれば、たまにはこんなボーナスもあるということで。

ちなみにこの三つ峠駅からのコースは、登山口直後の"達磨石"や、
上の写真中央の"八十八大師"、次に紹介する"屏風岩"など、他コースにはない見所が多い。
上りじゃなくても構わないので、個人的に是非一度は歩いて欲しいコースである。



登山口から2時間、三ツ峠山の見所の1つである"屏風岩"に到着。
この写真でスケール感が伝わるか微妙だけど、とにかく凄い断崖。
ここはクライマーに人気のスポットで、この日も大勢のクライマーが取り付いていた。
自分は若干高所恐怖症なのでやらないが、適度に足場となりそうなポイントがあり、
面も広いので様々なルートを選択出来そうな印象。景色については言うに及ばず。

ちなみに三ツ峠山は"三ツ峠山"という山があるわけではなく、
"開運山" "木無山" "御巣鷹山"という3つの山の総称である。
今回はその中の最高峰である開運山を目的地としつつ、帰りのルートで木無山を通る。
"御巣鷹山"というと「日航機墜落事故」を思い浮かべる人も居ると思うが、
こちらの"御巣鷹山"はそれとは別な山。(事故があったのは群馬県の高天原山系)

開運山の山頂は屏風岩の上にあるので、絶壁を直登せずに回り込んでいくわけだが、
それでもかなりの勾配で、恐らくこの区間が当ルートで一番キツい箇所だろう。
ただ、直前の屏風岩で少なからずテンションが上がっているはずなので、
ラストスパートのつもりで気持ちは折れずに登れると思う。



屏風岩を過ぎて"四季楽園"の前を右に折れると、いよいよ開運山への最後の上りとなる。
("四季楽園"は山荘の名前)
麓からも見えていたが、ケーブルテレビや地デジのアンテナが設置されていて、
手付かずの自然といった趣は無いのだが、登り始めの目印となっていることもあり、
それほど景観を損ねているようには感じなかった。



12時半に山頂到着。
引き続きの晴天で日差しも痛いぐらいだったが、富士山はすっかり雲で覆われていた。
朝方と夕方は雲が抜けるのだが、昼間は気温の関係で雲に覆われるらしい。
まぁ、富士山以外は見事に一望出来たので満足。
友人2人は熱射病と思しき症状でグロッキーになっていたので、木陰で昼食にする。

帰りはすぐ隣の木無山を通りつつ、河口湖駅に直接下りるロングコース。
すぐ隣がどれぐらい"すぐ"かと言うと、開運山山頂から約10分という近さである。
名前こそ別に付いてはいるが、ほとんど同じ山と言っていいだろう。
こちらのコースは往路と対照的に急勾配がほとんど無く、歩き易い緩やかな道が続く。
足の負担になるようなポイントも皆無で、かなりハイスピードで進めるのだが、
変化も見晴らしも期待出来ない森の中をひたすら突っ切るだけなので、正直ダレる。
今回は駅に直接下りることを優先してこのコースにしたが、
河口湖北東の浅間神社前に下りるコースの方が、バランスは良いかもしれない。

下山開始から2時間半で、カチカチ山ロープウェイがある天上山公園に到着。
当初はこのまま河口湖駅まで徒歩で向かう予定だったが、
同行者のコンディションも踏まえ、ロープウェイでの下山に計画を変更。
湖畔でタクシーを拾い、河口湖北部の温泉に向かう。
快晴の3連休中日だけあり、さすがに道が混んでいて車もなかなか進まない。
温泉は温めの源泉掛け流しで、全体的に可もなく不可もなくと言ったところだが、
この時季に長湯をするには丁度いい湯温だった。風呂上りに缶ビールで乾杯。
死にそうになっていた友人も、タクシー内での仮眠と風呂でのリフレッシュで回復。

案の定、帰りの道も渋滞。この時間には富士山に掛かっていた雲も千切れていた。
のんびり食事している時間が無くなったので、駅の食事処で吉田うどんを啜る。
さすがに正月に食べたものより地味だったが、雰囲気はそれなりに再現されている。

18時過ぎのフジサン特急→大月で中央本線→高尾で中央特快と乗り継いで帰京。
河口湖から都内まではそこそこ時間が掛かるが、大きな乗換は大月の一度だけで、
座席さえ確保出来れば比較的スムーズに帰ることが出来る。
ある程度事前に計画を立てておけば、バス1本で安く・早く帰ることも可能なので、
期間に余裕がある場合はこちらも選択肢に含めておきたい。




【 登山データ 】

開運山 1,785m〜木無山 1,732m(山梨県 御坂山地)
コース:三つ峠駅→大山祇神社→達磨石→八十八大師→開運山→木無山→
→霜山→天上山→カチカチ山ロープウェイ

往路(三つ峠駅〜)
駅から南西に少し歩くとローソンがあるので、ここである程度調達が可能。
駅から登山口まで1時間強の緩やかな舗装路を歩く。
日陰が少ないので、この区間で消耗してしまうと後がツラい。要対策。
登山口以降は急勾配が続くが、階段や大きな段差といった、
歩幅を固定される箇所は少ないので、ペースを保って登れば消耗は最小限に抑えられる。

復路(〜河口湖駅)
緩やかな下りが延々と続く。
小休止に適した場所があまり無いので、時間で区切るなどして、
意識的に立ち止まるタイミングを設けた方が良いだろう。
基本的に木陰の道が続くので、日差しは大分抑えられる。


▲高川山(2009.10.14)
▲富士山(2008.08.10)

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