▲東京都最高峰 - 雲取山 (2,017m)

2007年10月06日 (土) 18:33



友人達と5人、雲取山に登ってきた。
山に縁がある人じゃないと、雲取山と聞いて分かる人はあまり居ないと思うが、
実は東京都の最高峰にして日本百名山の1つである。
 

東京都・埼玉県・山梨県との県境に位置していて、
現在は秩父方面と奥多摩方面の2ルートから登頂が可能。
今夏に 八ヶ岳登山 で久々の山小屋泊を堪能したことに味を占めて、
近場で日の出登頂に向く山を探していたら名前が挙がった次第。

今回は自分以外は登山経験が少ないメンバーだったので、
1週間前に登山用品店に集まって、各自で必要な道具を調達。
登山用品は機能的なものが多く、男的には選んでいる内にテンションが上がる。
買ったら買ったで使わなければ元が取れないので、自然と足が山に向かうという罠。



週のはじめからグズついた天気が続いていたので不安だったが、当日は見事な快晴。
山の天気だから絶対は無いとは言え、限りなく安全圏と言える天候に恵まれた。
前日がハードスケジュールだったメンバーも居るので、少し遅めで三鷹に7時頃集合。
駅のスタバで朝食を摂り、中央線〜八高線〜西武秩父線と乗り継いで秩父駅着。
ここから西東京バスに乗り、11時半に三峯神社に到着。ここに来るのは今回が3度目。

昼食を済ませ、登山届を記入して、正午からいよいよ入山。
暑くもなく寒くもなく、つまり丁度いい塩梅。
秩父ルートはアップダウンが多く、実際の数字よりも高低差を感じる。
道そのものは比較的整備されているので歩き易く、案内板が多いので迷う心配も少なかった。

紅葉には半月ほど早いこともあってか、擦れ違う登山者は疎ら。
後で分ったことだが、雲取山に登るルートとしては奥多摩ルートの方がメジャーらしい。
人の少なさは単純にルートのチョイスによるものだった可能性が高い。
人が多いと歩くペースが安定しないので、個人的には今回ぐらいの人気の無さが好きだ。

秩父ルートの平均コースタイムは5時間となっているのだが、
今回は山馴れしていないメンバーということを考慮して、+1時間で6時間と設定。
17時を過ぎると急激に暗くなるので、怪我をしない内にヘッドライトを装着。
ようやく山荘が見えたと思ったら、不気味な廃屋だったりして、一気に雰囲気が出て来る。
すっかり日も落ちた18時ジャスト、遂に山荘に到着。
(本来はもっと早く山荘に到着出来るプランにする必要がある)



今回お世話になる"雲取山荘"は収容人数200人と規模が大きく、綺麗でかなり賑わっていた。
山荘は既に夕食の時間に入っていたので、素泊まりの我々も外のベンチで自炊を開始。
この時間になると、それなりに厚着していても結構寒い。
急いでガスストーブでお湯を沸かし、各自持って来たアルファ米のメニューで腹を満たす。
おこわ、豚汁、炙りベーコン、チーズ。最後に友人の持って来た甘酒を飲みながら星を見る。
都内でも場所を選べば沢山の星を見ることが出来るのだと実感した。



21時には消灯となるので、翌朝の荷造りを済ませて早めに就寝。




翌日は日の出を拝むために夜明け前の4時半に起床。軽く腹ごなしをして、まだ薄暗い山道を登る。
1泊する人達はほとんどが山頂での日の出を見に来ているものと思っていたのだが、
この時間から出発する登山客は少なく、5時からの朝食を食べるために食堂に向かう人が多かった。

山小屋から20分ちょっとで山頂に到達。日の出まであと15分程。
風の全く無い、穏やかな朝焼け。後ろには富士山がはっきりと姿を見せている。
この光景は今年既に2回目だけど、やっぱり何度見ても感動する。

日が昇ってからは基本的に下山するだけだが、我々はガスストーブを持って来ているので、
ちょっと豪勢に山頂で朝食。今回はベーグルとコーンスープ、生ハムにコーヒー。
山頂はまだまだ寒いので、温かいものは最高の贅沢品と言える。
この頃になると、山荘で朝食を食べた登山客達が山頂に押し寄せて鮨詰め状態。
やはり早めに来て正解だった。



下りは予定通り奥多摩方面に下山。
こちらは富士山を眺めながらの贅沢なコースで、秩父ルートほど急な勾配も無く、
比較的余裕を持って下ることが出来た。
帰りのバスも1本遅く設定していたので、時間に追われることもなくのんびりと下山。

途中の広場で少し早めの昼食。最後はチキンラーメンと、満を持して登場の生卵。
割れないように気を遣ってザックに忍ばせておいたものだ。
チキンラーメンには生卵。これは外せない。

食器を片付けていると、左の手首に激痛。見ると、中型の蜂が俺の手首を刺していた。
長袖を着てグローブまでしていたのに、わざわざその間を縫って刺されるとは思わなかった。
「秋口の蜂は気が立っている」と言われ、攻撃的になっているらしい。
何気に蜂に刺されるのは生まれて初めての経験である。

慌てて払ったものの、手首にはしっかり針が残っていて、
毒を余計に入れないよう、気を付けながら針を引き抜く。
スズメバチではなかったので、これで死んでしまうということはないだろう。
その日一日は手首を曲げるのが痛かったけど、この程度で済んだのは不幸中の幸い。
ちなみにその蜂はその後もしばらく付き纏っていたので、見張り役だと思われる。
付近に巣があったのかもしれない。

下山してバスが来るまでかなりの時間があったので、奥多摩湖のほとりで仮眠。
帰り掛けに奥多摩駅近くの温泉に立ち寄ろうと思っていたのだが、
行楽日和に考えることはみんな同じようで、男湯は何と40分待ちという有様。
今回は諦めて大人しく新宿に戻り、飲み屋とカフェをハシゴして岐路に着いた。

1泊の登山は荷物が多くて準備が大変なので、誘える相手も結構限られてしまう。
でも、それを踏まえた上でも、やっぱり登る価値があると思う。
それを登っていない人に伝える手段は写真ぐらいしかないし、
写真で伝えられるのは、本当に断片的な部分でしかない。
学生時代から付き合い始めて早10年近くになる仲間達だけど、登山に限らず、
まだまだ共有していないこと、共有したいことが沢山あるのだと再認識出来たイベントになった。


▲富士山から1週間後! - 八ヶ岳(2007.08.11)
雲取山荘

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