▲尾瀬 初秋の陣 - 1日目

2011年09月21日 (水) 00:23



金曜深夜発の夜行に乗り、2年振りの尾瀬へ。
都内は残暑が厳しい9月中旬なれど、尾瀬では"草もみじ"と呼ばれる紅葉まであと半月。
朝晩の気温が10度を下回ることもあるということで、少しだけ季節を先取り。


金曜の夜、普通に仕事を終えて帰宅し、着替えて浅草に向かう。
"尾瀬夜行23:55"はお盆の前回よりも若干乗客が多いような気がするが、
やはり花や紅葉を微妙に外したシーズンだからか、満席までは埋まっていない。
浅草を出て30分、最後の途中乗車駅である春日部を過ぎ、
これ以上乗客が増えないことを確認して、前の座席を回転。
4人分のボックス席を2人で使うことで多少はマシになるものの、
前回同様に一切リクライニングしないこのシート、やはり寝心地は最悪の一言。
バスに乗り換えるまでの4時間を過ごすには結構シンドイ。



夜中の3時過ぎに「会津高原尾瀬口」駅に到着。
車内で1時間ほど待機して、4時20分のバスに乗り換える。
6時過ぎに終点の「尾瀬沼山峠」で降り、ようやく1日目がスタート。
この時点での天気は曇り。厚い雲の隙間から僅かながら朝焼けが見えた。
今日の予報ではほぼ一日中小雨が降り続くらしい。
尾瀬口の気温は一昨年の8月の時よりも若干暖かいぐらいに感じたのだが、
ここはさすがにかなり冷え込んでいる。
一旦ダウンジャケットを羽織り、支給されたおにぎりと買い足した味噌汁で腹拵え。



食事と入念なストレッチを終えて、6時45分に沼山峠を出発。
今回は相方を連れていること、先の大雨等の影響で一部コースが通行止めになっていること、
いつ雨に降られるか分からないことなどから、宿泊地の"東電小屋"までほぼ最短コースを歩く。
コースタイム通りだと正午ぐらいには着いてしまう計算になるので、かなりゆっくり、
途中の小屋などでは極力しっかりと休憩することに決めていた。
山行としては些か食い足りないプランではあるが、ハイキングとして考えればロングコースだし、
その分は先週にしっかり堪能してあるので、今回はのんびりすることを楽しむことにする。



緩いアップダウンを繰り返しながら、45分で大江湿原に出る。
紅葉には若干早いものの、かなり秋の気配を感じる景色が広がっていた。



15分ほど歩いて、最初の休憩ポイントである"長蔵小屋"に到着。
当初の予定通り、コーヒーを飲みつつのんびり休憩。
晴れていれば燧ヶ岳や至仏山が見えるのだが、生憎の曇天でほとんど見えず。
いつ雨が降り出してもおかしくない状況なので、降られずに済んでいるだけ有り難い。



前回はここから尾瀬沼南岸を歩いたけど、今回は7月末の大雨によって木道が崩落しているらしく、
仕方が無いので北岸のルートを通って沼尻平を目指す。
南岸ルートの方が少しだけ大回りなので、時間にして30分ほど余計に掛かる。
今回は元々時間に余裕があるので、出来れば南岸を使って時間を消費したかったけど、
通行止めとあってはどうしようもない。
それにしても、7月末からほぼ1ヶ月半も通行止めが解除されていないということは、
相当酷い状況なのだろう。(Webサイトでも"当分の間"通行止めとなっている)



"長蔵小屋"から1時間で、北岸ルートと南岸ルートの合流地点である"沼尻平"。
個人的な感想としては、南岸よりも北岸ルートの方が若干整備状況が良い気がする。
南岸ルートの記憶は一昨年のものなので、それからどうなっているのか、
また今回の崩落でどうなるかは分からないが、南岸の方が細かいアップダウンが多く、
それに伴って木道を敷くことが出来ないエリアの割合が若干多いのだろう。
そうは言っても、木道ではない部分もしっかり整備はされているので、
強いて歩き易い方を挙げるとすれば、一応北岸ルートかなという程度である。



沼尻平からはしばらく峠道のアップダウンを繰り返す。
木道が無い区間が多いものの、基本的に緩やかで凹凸の少ない道なので問題無い。
この頃から不定期に小雨がパラつくようになるが、数分で止むし、折り畳み傘でやり過ごせる程度。
あと、このエリアはいろいろなキノコが楽しめた。



"見晴十字路"の小屋が見えた辺りで、この日一番の強い雨に遭う。
丁度昼食にするつもりだったので、雨宿りも兼ねて"檜枝岐(ひのえまた)小屋"に入る。
"見晴"は大小合わせて6つもの小屋が林立する一大中継地点になっていて、
小さいながらキャンプ場もある。(約束上、排水が出来ないので炊事場は無い)



俺はカレーうどん、相方はカレーライスを注文。
待ち時間に本棚に並べられた雑誌を物色してみると、30年前の「山と渓谷」を発見。
雑誌そのものも然ることながら、登山文化の変遷に大きな隔たりを感じた。山ガール…



食事を終えて外に出ると、丁度雨が上がったところだった。
昼食のタイミングとしてはベストだったらしい。若干だが晴れ間も見える。
"見晴"というだけのことはある草原歩きを経て、30分弱で"東電小屋"に到着。
まだ13時を過ぎたぐらいだが、ここがこの日の目的地なので、あとは大してやることが無い。
天気が良ければ前回2日目に行った"三条の滝"まで足を延ばしてみるという選択肢もあるが、
この降ったり止んだりの状況では、あの滑り易い急斜面を行き来するのは結構キツい。



自分に割り振られた男性の相部屋、相方の女性の相部屋も共に一番乗りだったので、
とりあえず布団を出して寝場所を確保し、14時からの入浴時間を待つ。
これ以降は汗を掻くような予定も無いので、さっさと一番風呂に与ってしまおうという魂胆。
東電小屋のお風呂は山小屋と思えないぐらい綺麗で快適。



風呂から上がってビールで一息付いた後、しばらく雨が降らなそうなことを確認して、
前回同様"ヨッピ吊橋"まで散歩に出掛ける。東電小屋からは15分ぐらい。
見晴らしの良いベンチが設置された分岐点で、ここでダラダラ過ごすのが最高の贅沢。



夕食は17時半の回と18時半の回の2回。
チェックイン順に割り振られるようで、チェックインが早かった我々は17時半の回。
東電小屋の食事は相変わらず手が込んでいて、梅酒やデザートまで付いている気の配りよう。
食事後は再びヨッピ吊橋に向かい、夕焼けと夜空を堪能しようと思ったが、
途中で雨が降り出したので、諦めて小屋に戻った。
19時過ぎから小屋のスタッフによる尾瀬のレクチャーを受けて、
そろそろ寝る支度でも始めようと思ったら、男性相部屋は既に消灯されていて焦った。
21時消灯のハズなのに、20時の時点で消灯されてるって、さすがに早過ぎないか?(笑)

2日目に続きます。


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▲初尾瀬 夏の陣 - 1日目(2009.08.17)
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尾瀬へようこそ / 尾瀬夜行23:55 / 東電小屋
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