▲白銀の埋蔵金探し - 黒檜山・駒ヶ岳 (1,828m)

2014年12月13日 (土) 23:59



夏ぐらいからずっと登ろうと思いつつ、なかなかチャンスが無かった赤城山。
紅葉シーズンも逃してしまったので、降雪してからと思い、年内滑り込みで登ることに。
hikaruも偶々スケジュールを確保出来るとのことなので、今回は2人山行。
 

 



明け方に都内を出発して、7時半に赤城山の中心に位置する大沼に到着。
途中の山道が凍結しているかと思っていたけど、幸い、ここまでは積雪も凍結も無し。
ハイシーズンだと観光地になっているようだが、さすがに今時季は閑散とした印象。
綺麗で立派なトイレが冬場でも利用出来るのは有難い。

ちなみに赤城山という単体の山は無く、大沼などを有するカルデラを囲む山々の総称のようだ。
今回はその外輪山の中で、標高1位の黒檜山と2位の駒ヶ岳をプチ縦走する。
(そう言えば、埋蔵金で有名になった「源次郎の井戸」って、どこにあるんだろう?)

▼ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します



冬山用の装備を整えて、8時少し前に駐車場を出発。
右手には今回登る赤城山最高峰の黒檜山と、駒ヶ岳が堂々と聳えている。
意外なことに、ここから見る限りこの2山は雪を纏って白くなっているものの、
それ以外の外輪山は全くと言っていいほど雪が積もっていない。ちょっと不思議な光景。
この週末は大寒波が訪れるとの予報で、かなり気合の入った防寒装備で来ていたが、
この時点での気温はマイナス4度ほど。今のところ、覚悟していた程の寒さではない。




まずは沼に沿って北上、朱塗りの欄干の橋を渡り、赤城神社に立ち寄る。
時間が時間なので誰も居ないが、かなり綺麗で立派な造りだ。
朝の冴えた空気と相まって、否応無しに身が引き締まる。気温はマイナス4度。




神社の脇を抜けて、更に10分弱北に向かうと、黒檜山の登山口に到着する。
かなり地味な登山口だが、周りに何も無いので、気付かず通り過ぎてしまう心配は無い。




山道に入ると、間も無くして薄っすらと雪を被った状態となる。
ゴロゴロとした岩がメインの細い道が基本で、最初から比較的勾配がキツめ。
凍結している箇所が多いのだが、スポンジの様に気泡が混じった氷になっているため、
今のところそれほど転倒の危険は無さそう。
だが、そう思って気を抜くと唐突にスリッピーな箇所があったりするので、気が抜けない。
薄氷の岩場ではアイゼンの使用に適さないし、足元を注視しながらじっくり登る。



登山口から10分も登ると、大沼を見下ろせるビューポイントが現れる。
以降は尾根歩きが主体となり、葉の落ちた今時季は視界が開けて気持ち良く歩くことが出来る。
特に赤城神社を見下ろすにはこの尾根が一番なので、ここで存分に堪能しておきたい。

▼ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します




また、尾根に取り付いた直後から霧氷に覆われた斜面となり、一面の銀世界が堪能出来る。
霧氷は登っていくに従って量が増え、徐々に目の細かい結晶っぽく変わっていく。
昨年の金峰山年始の天城山 でも霧氷は見ているが、それよりも遥かにスケールが大きい。




登山口から1時間半強で駒ヶ岳分岐。
ここを左に曲がれば黒檜山山頂まであと少し、右に曲がれば駒ヶ岳へのルートが始まる。


▼ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します



アップダウンの無い緩やかな道を5分も歩くと、黒檜山の山頂に到着。
ここからは外輪山の東側 (外側) の展望が見事で、かなり広くて解放感たっぷりの山頂だ。
更に奥に進むと北側に開けた展望台があるのだが、雲が出始めて微妙のようなので、
ひとまずここで荷物を下ろして、若干早めの昼食タイムにする。
山頂の気温は4度ぐらい。若干風はあるが、陽射しのお陰でそれなりに暖かい。



▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します

昼食を済ませて、一応北側の展望地へ。
それなりに雲はあったけど、冬の澄んだ空気のお陰か、尾瀬方面の山々を見渡すことが出来た。





引き返して、駒ヶ岳分岐から南側に少し進むと、黒檜大神石碑の建つ展望台。
ここからは大沼越しに地蔵岳が見える。





駒ヶ岳へのルートは、まず南に向かってそこそこの下りが続く。
駒ヶ岳と地蔵岳、そしてその奥の小沼等が見通せるので展望はなかなか良く、
条件が良ければ小沼の上に富士山が見えたりもするらしい。
道自体は上りに使ったコースよりも良く言えば穏やか、悪く言えば地味。
下りなので展望を楽しめるが、上りに使うと魅力が半減してしまうだろう。




一旦下り切ると広々とした笹尾根に出て、ここから緩やかに駒ヶ岳へ上り返す。
振り返ると、黒檜山の柔らかな山容が見送ってくれている。



▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します

黒檜山山頂から1時間で駒ヶ岳山頂に到着。
山頂手前の階段だけ若干疲れるが、大した急勾配も無く、やけにアッサリと山頂に着いてしまう。
こちらの山頂はかなり狭いが、南側に大きく開けているので展望は良い。
目立った山が無く、平野を見渡す形になるため、夜景は綺麗かもしれない。
先日の淡路島 で買った しょうが&玉ねぎスープ で身体を温めてから下山を開始。




緩やかな笹尾根を10分ほど下ると、桐生方面の展望が良い草原に出る。
ここから更に南に向かうと篭山、西に下ると大沼への分岐となっている。



大沼への下山路は鉄製の階段と木製の階段が所々にあり、今時季は非常に滑り易くなっていて危ない。
鉄製の方は手摺が付いているのでまだ良いが、木製の方は他に頼るものが無いので、
場所によっては階段を外れて歩いた方がマシという状況だった。
分岐の直後から大沼が目前に見えているものの、いざ下ってみると意外と長く感じる。
(とは言っても、この歩き難さでも30分ぐらいの距離なのだが)



13時に大沼に下山。
寄り道したり、写真を撮りまくったり、長めの休止をしても5時間のコースなので、
サクサク登れば3時間ちょっともあれば回ることが出来るだろう。


車に戻り、近場で日帰り入浴出来る温泉をピックアップ。
割と良さそうな 忠治館 という宿を見付けて行ってみると、オフシーズンで日帰り入浴は受け付けていなかった。
どうしようかと思案に暮れていると、すぐ近くに 滝沢館 なる看板を発見。
日本秘湯を守る会 会員」と書かれているが、賭けてみても良いかは判断が難しい。
とは言え、ここから更に他を探し回るのもシンドかったので、思い切って飛び込んでみることに。




若干細めの道を下った先にある、滝沢館。
ロケーションとしては、8月に行った丸山 の帰りに寄った 明治温泉 と良く似ている。
看板の時点では正直かなり不安だったのだが、建物はなかなか立派で一安心。
中に入ってみると、しっかりとした囲炉裏があったりと、良い意味で予想を覆された。
だが、本当の意味で予想を覆されたのは、その先。

玄関を入ってすぐの広間の脇から露天(野天)風呂に行けると案内されて外に出ると、
掘立小屋のような脱衣所がポツンと設置されている。
手早く脱いで扉を開けると、10人ぐらい入れそうな濁り湯の岩風呂が現れる。
その横に激しく簡易的な洗い場が2人分あり、ボディソープなども用意されているのだが、
何せ雪がチラつくようなタイミングなので、とにかく寒過ぎてガタガタしながら身体を洗う。
あまりに寒いので、もう洗髪は諦めてお湯で流すだけにして、早々に湯船に飛び込んだ。

想像より建物が立派だったのとは対照的に、露天風呂は当初の想像通りの秘湯っぷり。
ちなみにサイトを見ると内風呂もあるようだが、日帰り入浴で使えるのかは不明。
まぁ、ここに来た以上は露天風呂一択だとは思うが。
お湯の若干温めで長風呂に丁度良く、長く浸かっても湯当たりしない優しい泉質。
こういう雰囲気が好きな自分とhikaruとしては、偶然ながらも大満足の一風呂だった。
また、このエリアの日帰り入浴は600円ぐらいが相場のようだ。安い…




早朝スタートの甲斐もあって、渋滞にも巻き込まれずに夕方には都内に帰着。
hikaruお奨めの食事処を2〜3回って腹を満たし、19時半には解散。
とりあえず年内には登りたいと思っていた赤城山だが、結果的に最高の形で締め括れて大満足。
今年は色々立て込んで夏場に数をこなせなかったので、来年はもう少しコンスタントに登りたい。
(その分、他のジャンルが充実していたのでイーブンだけどね)


▲紅葉&新エリア開拓 - 金峰山 1日目 (2013.11.18) / 2日目 (2013.11.19)
> ▲雪桜で山初め - 万二郎岳・万三郎岳 (2014.01.19)
愛しの神戸 #6 (2日目) + 淡路島ドライブ (2014.12.06)
▲苔とキノコの蓼科山行 - 丸山・白駒池 (2014.08.31)
忠冶館 / 滝沢館 / 日本秘湯を守る会 / 明治温泉

 



コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL