△HAGLOFS 『VINA 30』『VINA 40』 (2015年モデル)

2015年06月08日 (月) 23:00

昨年ぐらいから1泊用のザックを新調しようと密かに思っていたんだけど、家族が1人増えることによる自宅の省スペース化という命題(言い訳)もあり、日帰り用と1泊用を兼用すべく、HAGLOFS の『 VINA 30 』を購入した。
50〜60ℓで廃版となった初代MATRIXを使っているので、結果的にザックはHAGLOFSで一本化。


 


VINAは日本では今年から登場した新モデル。(海外では昨年から?)
容量は30ℓと40ℓ、それぞれ「S-M」と「M-L」の2サイズで展開されている。
カラーは「CALLA GREEN」「DEEP BLUE」「VOLCANIC PINK」「TRUE BLACK」の4色で、容量とサイズ(背面長)の組み合わせによって、選べるカラーが微妙に異なる。
自分が選んだ30ℓの「M-L」では、「VOLCANIC PINK」以外の3色から選ぶことになるが、実は春先のカタログ掲載時に一番興味を持っていたのが「VOLCANIC PINK」だったりする。まぁ、ピンク系が男性用に出て来ることはほとんど無いので、残念だけど仕方無い。

店頭で「CALLA GREEN」と「DEEP BLUE」を散々悩み、最終的に「DEEP BLUE」を選択。
ザック単体の色としては「CALLA GREEN」が目を惹くけど、自分の山行時の服装と合わせることを考えると、やはり「DEEP BLUE」の方が扱い易い。





ザックの重量は「S-M」が1.16kg、「M-L」が1.18kg。
非ウルトラライト系のインターナルフレームザックとしては、比較的軽量な部類に入る。
これまで愛用していた『 STRATOS 26 』より40g程度軽いが、VINAにはザックカバーが内蔵されていないため、それを考慮するとほとんど同じ重量となる。
1泊用として使っていた『 STRATOS 32 (Mサイズ)』は、ザックカバー無しで1.3kg。
※ STRATOS 26は2010年モデルのLサイズ、STRATOS 32は2009年モデルのMサイズを使用

ザックの場合、実重量よりも荷物を詰めて背負った際の重量感の方が重要で、その点でVINAは自分の体形に丁度良くフィットして重さを感じなかったのが決め手になった。
STRATOS 26もフィット感は良かったけど、やはり体長的に26ℓは若干窮屈だった気がする。(あくまで個人のフィッティングにおける、相対的な印象として)




以下、VINA 30の機能的な特徴をサラッと紹介。40ℓも構造は共通のはず。
HAGLOFSのサイトには日本語による詳細説明が無いので、多少でも参考になれば。
ちなみに以下の説明で用いる「右」「左」は、自分が背負った状態での「右」「左」です。


・Airback サスペンションシステム
STRATOSにも備わっていた、背面をフレームで跳ね上げて、通気を促すシステム。
見た目より容量が小さく、内部が湾曲するためパッキングしづらくなるというデメリットはあるけど、個人的には選定条件の筆頭に挙げたいぐらい重視している。自分の場合、夏場に背負った氷の結露で背中を濡らす心配が無いというのもポイント。
通気性能はSTRATOSの「AirSpeed Suspension」と同程度。




・大きく開くメインコンパートメント
Airbackの構造上、どうしても容量の割に縦に長い、1気室だと深い造りになりがちである。
やはり底の方に入れたものを取り出しにくくなるのだが、VINAでは開口部から底に近い部分まで、側面のジッパーで大きく開くことが出来るようになっている。
側面のジッパー機構は他のザックでも取り入れられているものが多くあるけど、VINAの場合は開口部まで含めて完全に広げられる点が大きな特徴。
ただし、完全に開くには後述のポール用ループを外す必要があり、手順は案外多いので注意。

ハイドレーションシステム対応のスリーブが内側に、ホース穴が左側面に設けられている。
※ 自分はハイドレーションを使わないので、使用感については割愛





・左右非対称のサイドポケット
右はストレッチ素材のドリンクホルダー。
斜めになっているので、背負ったままでも取り出し易い。
パッと見では結構緩めに見えたので、屈んだ際に抜け落ちないか不安だったが、実際に山で使ってみると、ちょっと屈んだ拍子にあっさりと落下してしまった。新品の状態でこれだと、使い続けてストレッチが緩くなってきた時にどうなるか・・・
このままではどうしようもないので、ポケットの内側に滑り止めを縫い付けて使っている。



左は非ストレッチ素材のジッパー付ポケット。
今まで左側には1人用の折り畳みウレタンマットと地図を収納していたのだが、この構造だとそれが難しいので、今回は財布や予備バッテリーなどを入れている。
左右どちらもサイド下側のコンプレッションストラップが干渉しないのは、自分的に○。




・雨蓋に大きめのジッパー付ポケット
シンプルな構造で収納力は大きめ。ポケット内にキーホルダーが付いている。
STRATOS 26では、更に上部に小さなポケットがあって便利だったが、それは付いていない。




・前面に大きなストレッチポケット
薄手のメッシュは伸び切ってしまうのが嫌で、あまり積極的に活用出来ていない。
今のところ、レインカバー収納用のスペースとして割り切っている。




・大きめのヒップベルトにジッパー付ポケット
30ℓクラスとしては、それなりに存在感のあるヒップベルト。ホールド力は高め。
比例してポケットの収納力も高いが、ここに詰め込むのはあまり好きではないので、飴や手袋、ハンカチなどの小物類を入れる程度に留めている。ストラップは細め。




・個性的なトレッキングポール、アイスアックス用のアタッチメント
ポール用の下部アタッチメントは、非使用時だと隙間からプラスチック部分だけが見えており、使用時に隠れているバンジーコード部分を引っ張り出してポールを通す。オシャレ!
ただし、このコードにはこちらで締め具合を調整する機構が無く、コードが伸びてしまった場合、非使用時に多少不格好なのはまだしも、使用時にちゃんと保持し続けられるのかが多少不安。(上部アタッチメントが後述の通りタイトなので、下部はブレ防止ぐらいの位置付けなのかも)

アイスアックス用の下部アタッチメントは左側に1つ。



上部アタッチメントはポールとアイスアックスで共用。
こちらはサイドのコンプレッションストラップに併設されるような形で、やはり非使用時は目立たないように工夫されている。これまたオシャレ。
輪が小さく、ストレッチもしないため、グリップの太い部分を留めるのには向かない。

ちなみに 自分が所有しているZ-POLE のような折り畳み式のポールの場合、一応写真のような形で取り付けられることを確認している。(恰好良い・・・)
ただ、付け外しに結構手間が掛かるので、頻繁に出し入れするような山行とは相性△。
その場合は大人しくメインコンパートメントに入れるなどした方が効率的だろう。




・ショルダーベルトは薄めで細め
とは言ってもウルトラライト系のような極端なものではないので、30ℓとしては十分。
ロードリフターストラップ(ザックがブレないよう、最後に固定するためのストラップ)が、今まで見たものの中で一番短い。今のところ、短いことによって困るようなシーンは無さそう。





ひとまず、ファーストインプレッションとしてはこんなところ。
あとはカスタマイズしながら使ってみて、気が付いた点などがあれば追記していきたい。


△OSPREY 『ストラトス』(2009・2010年モデル) (2010.05.13)
△Black Diamond 『ディスタンスFL』(2014.03.02)
HAGLOFS / HAGLOFS 『VINA 30』商品ページ
OSPREY (LOSTARROW) / OSPREY 『ストラトス』商品ページ (現在はモデルチェンジ済)
Black Diamond - Z-POLEシリーズ (LOSTARROW)

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