俺たちの海へ #9

2016年07月16日 (土) 23:01

春先から猛烈にソワソワし始めて、hikaruと夏目前の伊豆へ。
最後に行ったのは 2008年の冬 なので、何と8年もご無沙汰だったことになる。
2人で行くのは更に昔ということもあり、プランを詰め込めるだけ詰め込んだ。


 

 


午前3時半にhikaruに迎えに来てもらい、自宅を出発。
環八から玉川ICから第三京浜に乗り、三ッ沢で下りて横浜市内を抜け、1号で茅ヶ崎から海岸線へ。
これがhikaruと伊豆に向かう際の定番ルート。
効率的ではないんだけど、もうこのルートじゃないと雰囲気が出ない。

当初は 熱海の管理釣り場 に寄るプランだったけど、何となく勢いが削がれそうだったので、
北川温泉の黒根岩風呂 で露天風呂に浸かってリフレッシュという定番のプランに切り替える。
やはりここに立ち寄らないと、スタートした気分になれない。
我々にとって、事前の計画は決行に向けてテンションを高めるための材料に過ぎず、
あとはその場の勢いに任せて臨機応変にやるのがいつものスタイルである。


 


8時に稲取漁港に到着。
町役場の一角が 朝市 になっていて、小さいスペースながら干物や野菜が売られている。
ここでの目的はその場で炊いて食べられる「金目鯛の釜めし」700円。
15分ほどで炊き上がり、無料で振る舞われている金目鯛のあら汁とセットで朝ごはん。
正直そこまで期待はしていなかったけど、良い意味で予想を裏切る美味しさ。
180円のアジの干物も頭から平らげ、舌と胃袋が幸せに包まれた。

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海沿いに河津まで下ってから山側に上り返し、河津七滝 へ。
いつもはここの温泉で滝を観ながら露天風呂を堪能するのが恒例行事だが、
今回は食をメインにしているため、この日の目的は かどや の"生わさび丼"。
テレビや雑誌でも度々取り上げられているので、知っている人も多いと思われるが、
意外なことに河津に度々足を運んでいるhikaruも未体験。
いつも温泉を目的に訪れているため、食事のタイミングと微妙に噛み合っていなかったらしい。
今回はとうとう温泉を省き、この生わさび丼のためだけにここまでやってきた。



9時半の開店と同時に入店。
さすがの有名店だけあり、開店から30分もせずにほぼ全席が埋まる。
2人とも勿論生わさび丼を注文。
生わさびと鰹節と白飯、それに箸休めが少々というシンプルな構成だが、
それでも550円というのは割と良心的に感じる値段設定。

まず小さなわさびとおろし板を渡されるので、それをひたすら摺り下ろして待つ。
おろし板が小さいので、思い切り力を込めることが出来ず、案外苦労する。
追って運ばれてくる丼は白飯の上に一面の鰹節が敷かれていて、
ここに摺り下ろしたわさびを乗せ、最後にわさびに掛からないように醤油を回して完成となる。
見た目と同様にシンプルな味だが、それ故に素材が良ければ十分に成立するという好例。
様子見で前半にわさびを控えめにしていると、後半にわさびが多く残って大変になるので、
躊躇せず最初からわさびを掻き込むのが正解。





食後の腹ごなしも兼ね、初景滝までダラダラ歩いて河津のミッションを完了。


 


再び海岸まで引き返し、更に南下して下田手前の ひもの万宝 に向かう。お目当ては勿論、干物。
基本は店頭販売だが、店先に2つ囲炉裏が設けられていて、その場で店主が焼いて食べさせてくれる。
10席ほどなのですぐに席が埋まってしまうため、少人数かつ時間にとらわれないプランで訪れたい。



干物以外は持ち込み自由で、店の方で用意があるのはサトウのごはん(的なもの)ぐらい。
基本的に飲み物やご飯は持ち込む必要があるが、その分干物だけしかお金が掛からない。
あとは焼き代として1品につき200円のみ。
普通の飲み屋の感覚で注文すると、会計時の意外な安さに驚かされるだろう。



入念な協議の末、今回はメヒカリ・たかべ・さんまヌカ漬け・地金目鯛みそ漬け、
本まぐろほほ肉醤油干し・アオリイカ塩辛を注文。
季節モノがあるので、タイミングによって食べられないものもあるけど、
何度も訪れる楽しみが残っているとも言えるので、それはそれでまた良し。

あえてザックリまとめて言うが、どれも素晴らしく美味しかった。
そこまで期待せずにとりあえず勧められるままに注文したものもあったのだが、
まさかここまですべてが当たり通しとは想像を超えていた。
不勉強で知らなかったのだが、特にインパクトが強かったのは"たかべ"。どうやらスズキ目らしい。
何とも言えない甘い脂で、背骨ごとバリバリ食べ尽くせるのが最高に自分好み。





ちなみにこの店のもう1つの特徴が、とても人懐っこいご主人。
一見すると昔ながらの職人っぽい風貌ながら、終始ニコニコとしていて愛想が良く、
気軽におすすめを教えてくれる。
結局全部おすすめというオチっぽいんだけど、それが全部美味しいんだから文句も出ない。
この店の魅力が、干物の美味しさとご主人の笑顔でセットなのは間違いない。

最後にお土産として、地金目鯛の干物を1匹ずつ購入して退店。
(後日談になるけど、これがまた抜群に美味しくてすぐにでも再訪したくなった)

 


身も心も満たされた(昼までに既に3食・・・)ところで、
我々の伊豆企画後半における恒例のメイン、白浜大浜海岸 へ。
実は万宝に向かう頃からすっかり快晴になっていたので、気分は完全に夏。
hikaruがボディボードとフィンを2セット持ち込んでくれていたので、
自身初となるボディボードを体験。
波がほとんど立っていなかったけど、初心者にはそれでも十分に楽しめた。
これはもっと早くトライしておくべきだった・・・

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1時間ほど波と戯れて、ヘトヘトになる前に撤収。
更に温泉に向かう選択肢もあったけど、ここまでで既に十分な取れ高に達していたため、
帰りの渋滞も考慮して下田の銭湯でサクッと流すプランを選んだ。
我々もすっかり引き際を弁えた大人(オッサン)になったものだ。

下田の銭湯、昭和湯
外観・内装共にシンプルで意識していなかったが、これでも歴とした温泉である。
広めの浴槽が1つ、シャワーも無い潔さ。しかし、清潔感があって居心地が良い。
「サクッと流す」という我々の目的に合致した、良い銭湯だった。

 


帰りは時間帯の割にそこそこ流れているなと思っていたら、
熱海の手前、網代のトンネルで事故による通行止めに遭遇。
我々の少し前で起こったらしいのだが、しばらく待っても片側通行にもならず、
地元の人が少し引き返したところから山道で抜けられると言うので向かってみたら、
反対側からも同じ意図の車が押し寄せて、擦れ違いも出来ない山道で立ち往生という悪循環。
元の道に戻る頃には片側通行が始まっていて、どうにかトンネルを抜けることが出来た。

その後は小田原から小田厚木道路に乗り、海老名で夕飯にして東名で帰京。
ハイシーズン手前ということもあってか、事故による規制以外は渋滞らしい渋滞も無かったので、
当初の予定から大きく遅れることもなく帰宅完了。




やっぱりhikaruと行く伊豆は格別で、その度に違う出会いや驚きがあって色褪せない。
次がいつになるか分からないけど、常に心の選択肢には伊豆を置いておきたいと再確認出来た1日だった。


俺たちの海へ #8 (2008.12.31) / 俺たちの海へ #5 (2005.08.14)
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俺たちの海へ #2 (2003.06.16) / 俺たちの海へ #1 (2002.01.08)
熱海港海釣り施設 / 北川温泉 黒根岩風呂 / 稲取 港の朝市 / 河津七滝観光協会 / わさび園 かどや
ひもの万宝 / 白浜大浜海岸 / 下田温泉 昭和湯 ( 立ち寄り温泉みしゅらん )

 

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