▲個人的な山初め - 高松山・倉岳山 (990m)

2017年02月18日 (土) 20:00

3月中旬に仲間内での山初めを予定しているんだけど、今年は出来れば月1で登りたいという
思惑もあるため、一足早く個人的な山初めを敢行。
(恐らく) ウイルス性の感染症に罹って筋肉が壊れた影響か、昨年末の蕎麦粒山 では過去に
経験が無いほどの体たらくを晒してしまったこともあり、とりあえず軽めの山をリストアップ。
今回は 山梨百名山秀麗富嶽十二景 にも含まれる、高畑山と倉岳山に登ることに決めた。


 

高畑山と倉岳山は、いずれも中央本線の駅から徒歩で登ることが出来る好アクセスの山。
高畑山には鳥沢駅、倉岳山には鳥沢駅と梁川駅からアクセスすることが出来る。
縦走でもコースタイム5時間程度と短いので、日没の早い冬季でも明るい内に下山が可能だ。
今回は鳥沢駅→高畑山→倉岳山→梁川駅というルートで歩くことにする。

 


[07:20] 鳥沢駅
6時手前の電車に乗って、7時過ぎに鳥沢駅に到着。
この時間帯の中央本線は登山客が多いが、鳥沢駅に降りたのは自分1人。
鳥沢駅は1年前に駅舎が新しくなり、そのタイミングで無人化されている。
綺麗ではあるのだがトイレが設置されておらず、最寄りのコンビニもしくは
仮設トイレまで200〜300m歩かなければならない。




駅を出て、国道20号に沿って右に進む。
しばらく歩いたところで右に曲がり、線路を跨いで民家の間を縫うように山に向かう。
朝餉の支度をする音と、小鳥の囀りが耳に心地良い。梅の花も見頃。
駅の方を振り返ると、8年前に登った扇山と百蔵山 が見えている。







20分ほど舗装路を歩くと 小篠溜池 へのゲートが現れる。
このゲートはガッチリとロックされており、最初は通れないのではないかと少し焦ったが、
よく見ると右側に登山者用の扉が設置されていて、こちらは開けることが出来た。
小篠溜池は整備された灌漑用の溜池でなので、風情は無いもののなかなか綺麗。



 


[08:05]
「峠道文化の森 入口」と書かれた標から登山道がスタート。
ここからしばらくは小篠溜池に注ぐ沢に沿って緩やかな登りが続く。
沢はすぐに降りられる位置を流れているので、暖かい時期なら休憩がてら
水に手足を浸して涼を取ることも出来る。
ただし、飲料用の水源となっている川なので、汚すことの無いように注意したい。
(勿論、飲料用かどうかに関わらず汚さないようにするのが大前提だけど)

この日は気温にして8度ぐらいと、そこまで暖かいわけではなかったものの、
小篠溜池まで着ていたライトダウンは早々に仕舞い、ヒートテック系のベース、
化繊のロンT、長袖シャツ、ベストというレイヤリングに変更。





[08:30] 穴路峠と高畑山への分岐
穴路峠は高畑山と倉岳山の中間にある峠で、倉岳山だけに登るなら穴路峠に向かうことになるが、
高畑山とハシゴしても1時間弱しか増えないので、ほとんどの人はセットで登ると思われる。
穴路峠側に少し先むと、峠を経由せずに倉岳山に直行する破線ルートへの分岐もあるようだが、
今回は高畑山側に向かったため未確認。




沢から離れる場合は大抵そうだけど、やはりここでも若干勾配が上がる。
5分も登ると木々の間から北側の展望が現れて、再び扇山の山容を眺められるようになる。
長袖シャツを省いて温度調整。風が無いので小休止程度では体温低下がほとんど無く、快適。





[09:20]
山頂の手前で、ようやく尾根に出る。
ここでようやく、道の脇にわずかな残雪を確認。
トレーニングと保険を兼ねて軽アイゼンは持って来ているが、この分だと出番は無さそう。


 


[09:35] 高畑山山頂
大台に僅かに届かない標高981.7m。惜しい。
山頂と言ってもピーク感はあまり無く、東西を結ぶ尾根の一部のような印象。
とは言え、そこは秀麗富嶽十二景の一座であり、道志方面の展望はそれなりに良い。
薄っすらとではあるが、遠くに霞を纏った富士山の姿も確認することが出来た。

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ちなみに山頂まで誰一人として出くわさず、山頂もやはり無人。
アクセスの良い山なので2月でもそれなりに人は居るだろうと思っていたけど、
まさかここまで空いているとは思わなかった。

 


15分ほど休止して、山頂を出発。
直後にようやく、倉岳山方面からの2人組と擦れ違った。

[10:10] 天神山山頂
尾根道をガシガシと100mほど下り、天神山に到着。標高876m。
こちらも尾根の途中といった感じで、ピーク感はあまり無いが、扇山方面の展望は得られる。



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[10:15] 穴路峠
天神山から程無くして穴路峠を通過。
北に下れば先程の分岐、北東に登れば倉岳山に繋がり、
東→南と下れば狭山方面に下りることが出来る。
かつては大月市と秋山村を結ぶ重要な峠であったらしく、
「峠道文化の森」という名前はそこに由来しているようだ。






穴路峠からは登り返しで、下った分の100mを取り返すことになる。
縦走におけるダウン→アップは付き物だが、100mぐらいなら悲鳴を上げるほどでもない。

 


[10:35] 倉岳山山頂
やはり大台目前で力尽きた990m。ぐぬぬ。
山頂としては高畑山・天神山よりかなり広く、1つだけベンチも設置されている。
こちらは道志方面だけではなく、北側の中央線方面にも展望が得られる。
この日は若干雲が多く、高畑山の時点で僅かに見えていた富士山も、
その後の1時間ですっかり姿を隠してしまっていた。

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到着したタイミングでは無人だった山頂は、荷解きしている間にどんどん盛況に。
10人ぐらいの団体、2人組が3組、ソロが1人、そして自分。
コースタイムが短い山なので、みんな遅めの出発で登っているのだと思うが、
みんな口々に富士山が見えないことを嘆いていた。
自分は高畑山で見たので特に残念感は無かったけど、やはり山は早い時間に限る。

 


いつも通りの昼食を済ませ、トータル50分ほどのんびりしてから山頂を出発。
まずは立野峠に下るのだが、山頂直下の下りは若干気を遣う。
勾配がそれなりにある斜面は乾いてザラザラと滑り、
身体を支える木などが無い区間がわずかだが存在している。
崖や大きな段差等は無いので、転倒したところで大事にはならなそうではあるが、
だからと言って捻挫したいるするリスクは残っているので、
歩幅を狭めて慎重に下りた方が良いだろう。




[11:45] 立野峠
ピカピカに綺麗な指導標が立っている。
ここからは北側の斜面に下っていくため、多少展望のある尾根道とはお別れ。
北側の沢に向かう斜面ということで、ここまでの道に比べると若干陰気。





[12:00] 倉岳山水場
やはりピカピカの看板が設置されている、倉岳山水場。
地図 でも「水場」のマークが付いているが、今回のタイミングでは涸れて水は出ていなかった。
山火事対策用の貯水池に水を取るために整備されたものらしく、
看板には飲料用ではないことが禍々しい赤い文字で記載されていた。





水場以降は沢を細かく跨いで登山口まで下る。
途中、薄っぺらい木の板で架けられた橋を渡るのだが、その薄さはかなり心許なく、
ジャンプしたらあっさり踏み抜いてしまいそうな不安を感じた。
2〜3mの高さに架けられていることもあり、ちょっとスリリング。






[12:45] 倉岳山登山口
ポストのようなものが設置されているので、登山届を入れるものかと思ったら、
中にはポツンとカウンターが置かれていて、登山者をカウントしていた。
一瞬、こちらから入山した人だけが対象かな?とも思ったが、
多分通った人全員が対象だろうと思い直し、カウンターをガチャリ。
どういう期間で調査しているのか不明だが、自分が見た時点では「542」となっていた。





[13:00] 梁川駅
舗装路をダラダラと歩き、桂川に架かる大きな橋を渡って、
何やら不思議なピラミッドセンターなどを横目に見つつ、梁川駅に到着。
鳥沢駅と同様、約1年前に建て替えられて綺麗な駅舎になっているが、
こちらは1985年の時点で無人化されているらしい。
綺麗な待合室も設置されていて快適だが、やはりトイレは無い。
また、券売機では紙幣が千円札しか使えないようになっているため、
五千円札や一万円札しか無いと、近くの商店等で崩す必要がある。


 


登山口から梁川駅までの間、またその周辺に適当な入浴施設が無く、
季節柄ほとんど汗も掻いていなかったので、そのまま自宅に直帰することに。
梁川駅で30分ほど待ち時間があったものの、それでも15時には帰宅完了。
お風呂は1歳半の息子と入りました。(週末のお風呂は自分のお役目!)

それほど抜きん出た何かがある山ではないものの、
アクセスの良さも含めて気軽に登れる選択肢としては、ストックしておけそう。
ただ、この時季は落葉しているので比較的視界が開けているんだけど、
葉が茂りだすとそこまでの展望は得られなくなるような気がするので、
個人的には冬場に登っておいて正解だったかも。

ちなみに高畑山と倉岳山それぞれの山頂に設置された案内板に、
「バカ 山汚スナ」と汚い字で刻まれているんだけど、これは笑うところなんですかね…



▲山納め&リハビリ山行 - 川苔山・蕎麦粒山 (2016.12.04) / ▲2009年山初め - 扇山 (2009.04.20)
山梨百名山 / 秀麗富嶽十二景 / 小篠溜池 (美しい日本のダム)

 


【 登山データ 】高畑山 981.7m 〜 天神山 876m 〜 倉岳山 990m (山梨県 秋山山系)

コース:鳥沢駅→小篠溜池→穴路峠分岐→高畑山→穴路峠→倉岳山→立野峠→梁川駅

・鳥沢駅〜小篠溜池〜穴路峠分岐〜高畑山
鳥沢駅は無人化されており、トイレやコンビニは200〜300m離れている。
桂川を渡って、小篠溜池手前のゲートまでが舗装路。
小篠溜池を過ぎると「峠道文化の森」となり、オシノ沢に沿って緩やかな登山道を登る。
穴山峠分岐から右に折れると、高畑山に向けて勾配が多少キツくなり、沢から離れる。
山頂手前の尾根道が若干直登気味なぐらいで、全体的にそれほどの急坂は無い。
今回はほとんど人と出会わなかったが、本来はそれなりに人が歩いている山のはずなので、
道は明瞭で迷うようなポイントも無い。

・高畑山〜天神山〜穴路峠〜倉岳山
登山道は引き続き明瞭で歩き易い。
高畑山からストンと100mほど標高を下げた以降は、それほど大きなアップダウンは無い。
穴路峠も天神山から5分ぐらいの位置にあり、峠に向けて更に下るといった印象は受けないだろう。
穴路峠から倉岳山も標高100m・20〜30分程度の上りなので、シンドく感じる前に山頂に到着する。

・倉岳山〜立野峠〜梁川駅
倉岳山山頂直下はザラザラとした急斜面で多少滑り易いが、それ以降は再び歩き易い道が続く。
立野峠およびそこから梁川駅に分岐するポイントが、「国土地理院」の地図と「山と高原地図」で異なっており、
今回実態に即していたのは「山と高原地図」の方だった。
倉岳山以降は月尾根沢に沿っての緩やかな下りとなるが、橋が無い箇所を何度か跨ぐことになるため、
増水時には靴が濡れる可能性があるかもしれない。
登山口からは15分ほどの舗装路歩きで梁川駅に到着する。

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