夢の吊り橋、南アルプスあぷとライン

2018年07月21日 (土) 23:55

1日目 からの続き。
朝6時半に起床して、会場がオープンする7時からビュッフェ形式の朝食で2日目がスタート。
早起きの理由は、寸又峡の代表スポットとも言える 夢の吊り橋 に向かうため。


 


宿の方から吊り橋最寄りの駐車場まで車で行かず、徒歩で向かう方が良いとアドバイスを頂いたので、車は宿の駐車場に残して、緩やかな舗装路を歩いて吊り橋を目指すことにする。
宿から10分も経たずに「寸又峡の入口」らしき場所に着くが、実際はここから吊り橋までまだ少しある。






日陰の少ない舗装路を10分ちょっと歩くと、天子トンネルが現れる。
小綺麗なトンネルで、ここまでの暑さを一気にクールダウンしてくれる有り難いものだが、足元は舗装されておらず、雨が降ると大きな水溜まりが出来たりすることもあるようだ。
ここ数日は日照り続きで碌に雨が降っていなかったけど、それでも幾らかは水溜まりが残っていた。






トンネルを抜けると、すぐに吊り橋への入口に辿り着く。
吊り橋まで一気に下るが、高低差はそれほど無く、子供を背負っていてもキツさは感じなかった。
前半は鉄の階段、後半は砂利道。スニーカーでも問題無く歩ける程度には整備されている。





5分も下ると、いよいよ吊り橋が眼前に現れる。
高所恐怖症気味の自分にはかなりの難所だが、エメラルドグリーンに輝く湖面の美しさが、竦みそうになる足を後押ししてくれる気がする。




吊り橋の足場は木の板2枚分の幅しか無く、それなりに揺れるので結構スリリング。
板の外側は人が抜け落ちない程度の間隔でワイヤーが貼られているため、木の板を踏み外す=即転落ということにはならないし、湖面からの高さをダイレクトに感じられる。

また、基本的に擦れ違うことは出来ないため、混雑時には一方通行になるが、早朝などの人が居ないタイミングであれば、そのまま渡り返して戻ってくることが可能だ。
酷い時には渡るまでに1時間待ちなんてこともあるらしいので、寸又峡温泉に宿泊するのであれば、少しでも早い時間帯に訪れるのがベター。




混雑で折り返せない場合、渡った先の300段の急な階段を上り、大きく回って戻る必要がある。
それはそれで楽しい部分もあるのだろうが、この日は後の予定も控えていたので、人が少ないことを幸いとばかりに、すぐさま渡り返して宿へと戻ることにした。
高所恐怖症の自分でも行って良かったと思えるぐらいには、十分に期待通りの絶景を堪能出来たし、限られた旅程を無駄無く使える好バランスの観光スポットと言えるだろう。(のんびり旅行出来ない貧乏性)

 


9時半には宿に戻り、車で千頭駅へ。
擦れ違えない細い道を戻ることになるが、土曜日の午前中ということもあり、昨日より対面する車は少なかった。

10時過ぎに千頭駅に着いて、道の駅の駐車場に車を停める。
昨日は大井川鐡道の終点として訪れた千頭駅だが、今日は 南アルプスあぷとライン の出発駅となる。
当初は時間の読めない夢の吊り橋に余裕を見て、12時半のあぷとラインに乗る予定になっていたが、吊り橋が空いていてかなり短縮されたため、11時丁度の路線バス (閑蔵線) に乗るという選択肢が出来た。

目的地の奥大井湖上駅まで、12時半のあぷとラインだと1時半の到着となるが、11時の路線バスだと11時半には到着出来ることになる。(乗車時間自体も路線バスの方が短い)
あぷとラインで駅に着いた場合でも、ビューポイントのバス停近くまで往復するつもりだったので、最初からビューポイントに下車出来る路線バスは渡り船だった。

路線バスは20分ちょっとの乗車時間に対して670円と割高だが、そもそも乗客がかなり少ないようで、我々が乗った便では、他に1人しか居なかった。とても採算が取れているとは言い難い。維持してくれているだけでも有難いと思うべきなのだろう。




奥大井湖上バス停で下車。
バス停は駅より高い場所にあるため、ここから駅までは20分程度歩くことになる。
バス停の少し先にトンネル、そしてその右脇に駅に下りる道がある。
「レインボーブリッジ」と書かれた目立つ案内板も設置されているし、分岐した先も広い舗装路なので迷うことは無いだろう。





分岐した道に入って間も無く、奥大井湖上駅を見下ろせるビューポイントが現れる。
エメラルドグリーンに広がる湖面に張り出した斜面に、あぷとラインの鉄橋が架かっている。
事前にアド街なんかで見ていたんだけど、やはり実際は想像以上にダイナミックな光景だ。


▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します



舗装路を更に進むと、「湖上遊歩道 レインボーブリッジ」と書かれた看板があり、そこから山道を下るようになる。
山道と言っても足元は踏み固められてしっかりしており、手摺なども豊富に設置されている。
鉄橋まで分岐は1つしか無く、ちゃんと案内が出ているので迷う心配も無い。
子供を背負っていても、スニーカー程度で十分歩くことが出来た。





最後に少しばかりの鉄階段を下りると、いよいよレインボーブリッジに到着する。
湖面からの高さは夢の吊り橋の比ではないが、こちらは揺れもしないし手摺もあるので、高所恐怖症でも難なく通行が可能だ。(列車が通るのだから当然だけど)

線路を歩けるわけじゃないけど、線路に触れられそうなぐらいの真横を歩くことが出来て、気分は完全に『スタンド・バイ・ミー』である。これは凄い。とにかく凄い。
ちなみに歩いて対岸まで渡れるのは、1つ先の接阻峡温泉方面のみで、手前の千頭駅方面からは渡ることが出来ないので要注意。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します


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奥大井湖上駅は通常観光客の利用しか見込まれておらず、当然のように無人駅で改札すら無い。
ホームにはベンチが置かれた待合所と、「Happy Happy Bell 風の忘れもの」というベル、そして「愛の鍵箱」と呼ばれるオブジェが設置されている。
「愛の鍵箱」は一時流行った南京錠を掛けるタイプのもので、以前は「愛の恋錠」という専用品が販売されていたこともあるらしい。

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▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します



駅の裏手にはレイクコテージ奥大井という施設があり、通年で利用可能。
コテージはしっかりとした造りで綺麗に管理されているが、駅と同様無人で自動販売機等も無く、待避所、もしくは木陰の多少涼しい待合所といった雰囲気だ。


 


13時過ぎのあぷとラインに乗り、千頭駅に戻る。
先客の姿は無かったので、奥大井湖上駅から乗り込んだ約10人が乗客のすべてだった。
客車は小さいが最大7両編成で席数には余裕があり、1グループで1車両を占有出来て快適。
特に先頭の客車は窓が大きく、特に展望を楽しめるようになっている。(いつもそうなのかは不明)

席に着くと普通の列車と大差無いトーマス号に比べ、あぷとラインは乗車中のアトラクション性が高い。
我が子は昨日より明らかにテンションが高く、トンネルに入る度に大喜びしていた。





 


1時間ちょっとで千頭駅に戻り、車で帰路につく。
予定より2時間も前倒し出来ていたので、途中の 川根温泉 ふれあいの泉 に立ち寄り、吊り橋の往復と湖上駅のハイキングですっかり汗だくになっていた身体をリフレッシュ。

露天風呂の温度がやや熱めで、若干温めの浴槽は直射日光に晒される環境だったため、我が子はあまり湯に浸かることが出来なかったのが少し残念。
でも、気軽に立ち寄れてそこそこ広い施設だし、大井川鐡道とセットにするなら利用価値は高い。
ちなみにタイミングが良ければ、露天風呂等からトーマス号を眺めることも出来るとのこと。
(列車の運行に合わせて館内アナウンスあり)


 


やや長めの休憩を取って、16時半から帰宅開始。
土曜日のこの時間からなら渋滞もほとんど無くスイスイ・・・と思っていたら、東名に乗って間も無くの電光板に「事故渋滞8キロ3時間」の表示。ぐはっ。
事故現場は伊勢原バス停付近で、複数台が絡む大きな事故らしい。
とりあえず目の前は110キロで快適に流れているので、情報収集しつつ神奈川県を目指す。

御殿場辺りまで進んだ時点で、渋滞表示が十数キロに延びつつある状況。
Twitterによると、NEXCOの作業車にトレーラーが突っ込み、更に乗用車も巻き添えを食ったらしい。
全車線の封鎖は既に解除されたものの、当面は1車線のみの通行に制限されているようだ。

手前の中井PAは満車、1つ前の鮎沢PAも埋まりつつあるようなので、更に手前の 足柄SA で様子見することにする。
足柄SAは大きいのでまだ余裕があるし、翌日は日曜で休みだから余裕もある。最悪、日付が変わるまでに帰宅出来れば問題無いぐらいの心持ちだ。



 


足柄SAはまだ満車ではないものの、やはり事故渋滞を知ったドライバーが徐々に溜まりつつある状況。
良いのか悪いのか微妙だが、我々は既に川根温泉で入浴と食事をすませているので、ここでそういった時間潰しという選択肢は無い。(足柄SAには入浴施設もある)
スタバでドリンクを買ったり、フードコートでマックポテトとナゲットを摘んで1時間半ぐらい粘り、それでも渋滞が解消されないことを確認して、いよいよSAを出発することにした。

東名は未だに渋滞が続き、このまま突っ込んでも渋滞に捕まるのは必至。
次のの選択肢は大井松田ICから下道に下りることだが、246は渋滞回避による二次渋滞が発生している。
ナビに依ると、再度厚木ICから東名に戻るよりも、そのまま下道を走り通す方が早いらしい。本当か?

個人的に初めての道を走るのは大好きだし、渋滞に突入するぐらいなら遠くてもスイスイ走りたい。
・・・と言うことで、ナビに従って下道を突っ走ることにした。
(ちなみにナビは、このまま渋滞を突っ切って東名のまま帰る方が20分早いと算出していた)




大井松田ICは出口が多少詰まっていたぐらいで、下道に出れば大した混雑は無かった。
ここからは文字に起こすとややこしいが、一瞬県道72号を経由して県道77号で山の中を進み、平塚の土屋橋から県道62号、平塚東IC入口から県道63号 (小田厚道路と並走)、船子北谷から国道129号、中津川橋から国道246号と繋いで環八に到達した。

最終的に家に着いたのは23時近かったが、途中の道はスムーズで快適だったし、期待通りの「未知の道」を楽しめたのでノーストレス。(特に県道77号は不思議で面白かった)
さすがに東名ももう流れているようだったが、渋滞で集中力を欠いたのか、渋滞ポイントを抜けた先で小さな事故が幾つかあったらしい。
トータルで考えると、自分としては今回のチョイスも悪くなかったかなと。



最後の最後に事故渋滞で多少予定が狂ったけど、2日間ほぼパーフェクトで予定消化出来たし、期待していた各イベントも期待通り、もしくは期待以上に楽しめたので、全体として非常に満足。

大きなイベントはしばらく先になると思うので、次をどうするか楽しみながら考えたい。



大井川鐡道 きかんしゃトーマス号 2018 (2018.07.20)
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