▲真夏の低山は湿度との闘い - 官ノ倉山・笠山・堂平山 (876m)

2018年08月12日 (日) 23:52

特に「山の日」に因むわけではないんだけど、8月第1週に予定していた山行が台風で流れたため、
個人的に谷川岳に登ることを計画。
直前で1人増えて2人で12日に登ろうとしていたら、またしても天候が微妙な情勢に・・・
谷川岳は天候によるコンディションの変化が激しく、あまり無理をしてアタックするのは避けたいところ。
とはいえ、これ以上スケジュールを後ろ倒しにも出来ないので、諦めて近場の低山で手を打つことにする。
真夏で暑さと湿度が凄い上に天候の不安もあるので、何度か登っている 秩父の低山 をリストアップ。
里山なのですぐに下山出来るし、エスケープルートからのバスも便数が多く、天候悪化に対応し易い。


 


8時少し前に、東武竹沢駅で集合。
いつもは線路沿いに少し南下して、東側から石尊山に登っているのだが、
今回は北側から官ノ倉山にアクセスするコースを選択した。
従来のコースの方が見るべきポイントが多いものの、全体的には大差無い印象だ。





 
30分弱の舗装路歩きを経て、宮ノ入から登山道がスタート。
間も無く「天王沼」という灌漑用?の溜池が現れる。
コースは終始鬱蒼としているが、「外秩父七峰縦走ハイキングコース」になっているため、
足元は綺麗に均されていて非常に歩き易い。





 
登山道に入ってから30分で、官ノ倉山の山頂に到着。
石尊山は山頂手前にプチ岩&鎖場があったけど、こちらはそういうイベント感が薄い。
冬と春だった過去の2回より葉が生い茂っているが、それでも展望は良好。
雲に覆われていても近くの展望が確保出来るのは、里山低山のメリットと言える。




▲ 別ウィンドウで全天球写真を表示します


 
官ノ倉山を通過して、すぐ隣の石尊山に向かう。
ちょっとしたアップダウンはあるが、山頂〜山頂で10分も掛からない。
やはりこちらの方が展望は良く、小さいながらも社などがあるので達成感を得られる。
しかし、石尊山は「山と高原地図」にも、国土地理院の地図にも名前すら無い。
官ノ倉山に標高で50cm負けているとは言え、不遇の一言に尽きる・・・


 


官ノ倉山方面に戻り、途中の分岐から南に下って、一旦里に下りる。
次の笠山へは1時間の舗装路歩きになってしまうが、変化の乏しい林道ではなく、
山里の景色を楽しみながら歩くことが出来るため、個人的にはあまりネガティブな印象は無い。
恒例の 小松屋本店 で生クリーム大福を買い、デイリーヤマザキで小休止。
生クリーム大福は夏場だと購入から30分後が食べ頃で、舗装路歩きの間の栄養補給に打ってつけだ。





 
兎飼戸橋を右に折れて、笠山参道(長坂)の登山道に入る。
登山道と言っても、広く均された砂利道なので、非常に歩き易い。
最初に登った際は登山口を間違えてしばらく彷徨い、ヤブ漕ぎ一歩手前だったことを思うと、
天と地ほどの差がある登り始めである。
また、シカ等が描かれた手書きの看板も設置されていたりして、地味な道程をカバーしてくれている。




 
笠山神社下社の脇から、笠山への登山道が再スタート。
登山道は進むにつれて勾配が上がっていき、登山口から山頂までそこそこの距離もあるため、
最終的にそれなりに登り応えを感じられるコースになっている。
特に険しい箇所等は無いのだが、この日の最大の敵はやはり湿度。
このところの猛暑に比べれば大分涼しい日だったものの、雨後の登山道は湿度がキツく、
1分毎に汗を拭いながら登るような状態になっていた。
とにかく頻繁に水分補給をして、時折塩分タブレット等を補給しながら登るのだが、
それでも消費し続けるペースに追い付かない。
同行した友人がこの区間でガス欠となり、ペースダウンしてのんびり山頂を目指すことにする。

また、このコースだけはアブが多く、メスではなかったのか吸血こそされなかったが、
とにかく付き纏ってくるので落ち着かない。




 
下社から1時間ちょっとで、笠山の山頂に到着。
山頂からの展望は少ないものの、上社はそれなりに立派で、簡易トイレも設置されている。
ちなみに上社がある地点に「笠山 842m」と記された石柱が置かれているのだが、
そこから少し西に進んだ地点にも「笠山 837m」という看板がある。
前者が東峰、後者が西峰ということらしく、地図や各種サイトでは西峰の方だけが記載されているようだ。



▲ 別ウィンドウで全天球写真を表示します


 
12時になっていたので、前回同様ここで昼食にする。

 


山頂から南に下り、笠山峠の林道を跨いで堂平山に向かう。
同じ外秩父の山でも、官ノ倉山・笠山・堂平山で登山道の雰囲気はかなり異なるが、
いずれもハイキングコースに選定された道のため、整備が行き届いて歩き易いのは共通している。




 
笠山山頂から30分ほどで刈り払われた草原が現れ、堂平山の山頂は目前。
山頂には天文台の観測所が閉鎖されたまま残っていて、今現在は 体験施設 として再利用されている。
キャンプ場なども併設され、車で訪れることが出来るため山行としての達成感はやや薄れるが、
トイレや水道、自動販売機等が利用出来るのは有り難い。
残念ながらこの日は雲に覆われていたが、晴れていれば展望も十分に楽しめる。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します



 


最後は前回同様白石車庫バス停に向かう。
下山前提の今回は白石峠から下りるか、更に定峰峠まで足を延ばしてから下りるかの二択。
白石峠からならコースタイムで1時間半、定峰峠経由だと2時間となっていて、
1時間ちょっとのタイミングでバスがあり、その次だと更に1時間後。
いずれにしても舗装路歩きの区間がそれなりに長く、
我々の足なら白石峠から直接下るコースなら十分間に合いそうだったので、直接下ることにした。



 
白石峠までを全て舗装路歩きにして時間を稼いだので、残りの登山道は余裕を持って下る。
登山道は沢に沿う形となっているが、前日までの雨で増水しているのか、
登山道にまで水が流れている区間が幾つかあった。
苔むしている箇所は若干スリッピーなので、注意しながら慎重に下る。




 
15時丁度に白石車庫バス停に到着し、15時10分のバスで小川町駅まで戻る。
予報では夕方から降水となっていたものの、どうやら雨の心配はせずに済みそうだ。
この日は舗装路も含めてトータル20kmぐらい歩いたけど、出会った登山客はたったの2人だけ。
好アクセスで整備された低山とはいえ、真夏の曇天ともなると人は少ないらしい。


 


小川町駅から歩いて 花和楽の湯 に向かい、温泉で汗を流してリフレッシュ。
花和楽の湯までの途中で線路脇を歩くんだけど、この道の雰囲気が個人的に気に入っている。
温泉の後はコンビニで缶ビールを買って、飲みながら駅前の居酒屋へ。



 
餃子屋なのかラーメン屋なのか、居酒屋なのか判断が難しい 一栄 で夕食。
(一応、店名は「餃子屋一栄」となっている)



 
店を出る頃には陽も落ち掛けて暗くなり始めていた。
友人とは帰宅方向が異なるため、小川町駅のホームで解散。
終始曇りがちで湿度が高く、あまり山行日和とは言えないタイミングだったけど、
何とか雨を避けつつ、来月に予定している雲取山への足慣らしには十分な山行になった。



▲陽だまりの山初め - 官ノ倉山・笠山・堂平山 (2011.01.09)
▲石尊山(344m)&武蔵嵐山さくらまつり (2014.04.14)
小松屋本店 / 堂平天文台 | 星と緑の創造センター / おがわ温泉 花和楽の湯 / 餃子屋一栄

 


【 登山データ 】 官ノ倉山・石尊山 344m 〜 笠山 837m(842m) 〜 堂平山 876m (埼玉県 外秩父山地系)

コース:東武竹沢駅→宮ノ入→官ノ倉山・石尊山→笠山→笠山峠→堂平山→白石峠→白石車庫バス停

・東武竹沢駅〜宮ノ入〜官ノ倉山・石尊山
東武竹沢駅周辺にはコンビニが無く、自動販売機とトイレは利用可能。(トイレは改札内)
宮ノ入から登山道に入る少し前に、綺麗なトイレが設置されている。
登山道は広くないが、かなり整備されていて歩き易い。

・官ノ倉山・石尊山〜笠山
一旦山里に下りて1時間の舗装路歩きとなり、和菓子屋とデイリーヤマザキを利用可能。
笠山参道(長坂)の短い登山道を経て、15分ほど舗装路を歩いてから再び登山道が再開。
下社以降の登山道は広くて勾配も緩めだが、山頂に近付くにつれて勾配がキツくなる。
トイレは切通し交差点と下社の手前、山頂にも仮設トイレが設置されている。

・笠山〜堂平山
尾根道交じりの歩き易い登山道で、アップダウンも緩やかなので楽に歩くことが出来る。
山頂近くのキャンプ場はトイレと水道が利用可能で、自動販売機も設置されている。

・堂平山〜白石峠〜白石車庫バス停
舗装路に並行する形で、所々に登山道が付けられている。
登山道には剣ヶ峰等の小ピークもあるが、特に展望が得られるわけではないので、
体力や時間と相談してどちらを歩くか決めても問題無い。
白石峠からは沢沿いの登山道となり、タイミングによっては一部のコース上に水が流れている場合もある。

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