▲有名じゃないけど良コース - 九鬼山・御前山 (969.9.m)

2018年12月16日 (日) 22:54

9月の雲取山 以降、何だかんだで間が空いてしまったが、
何とか年内に年納めの山行を実現することが叶った。
11月中に1人で登ろうと思っていた九鬼山〜御前山をそのままスライドして、
いつもの3人でのんびりと登ってきました。


 


中央本線の大月駅で富士急行に乗り換え、禾生 (かせい) 駅で下車。
壬生 (みぶ) 駅と字面が似ているので、待ち合わせる場合には少し注意が必要。
2日前ぐらいまでは「晴れのち雪」の予報で、最終的に雪マークは消えてくれたものの、
8時過ぎの時点で気温はマイナス3度。




禾生駅を出てしばらく舗装路を歩くと、右手に レンガ造りの水路橋 が見えてくる。
明治時代 (1907年) に造られたそうで、とても趣のある素敵な橋だった。


 


水路橋を潜ると緩やかな上りが始まり、少し進めばこじんまりとした愛宕神社、
そしてその脇から九鬼山への登山道が始まる。
登山道はスギがメインの細々としたものだが、広葉樹も混ざっており、
今時季は落葉して比較的明るい。
30分も登れば展望の良い箇所が現れ始め、木々の間から雪を纏った富士山が綺麗に見える。





池ノ山と九鬼山との分岐を過ぎた辺りで、「新登山道」と「急坂登山道」と記された看板が現れるが、
このポイントは「山と高原地図」にも国土地理院の地図にも記載が無い。
今回は「新登山道」の方を選んでみたが、どうやら「急坂登山道」もほぼ並走する形で、
同じ斜面を九十九折りに登るか、直登するかの違いだけのようだ。
ここから九鬼山山頂までは地図に「急坂」と記された区間となっていて、
実際はそこまで極端ではないものの、それなりにキツさを感じる勾配だった。





神社脇を過ぎてから約1時間、9時半に九鬼山山頂に到着。
地図には展望ポイントの記載が無かったが、秀麗富嶽十二景 の1つだけあり、
富士山と街並みを一望出来る素晴らしい山頂だった。
ちなみに標高969.9mはこの日の最高地点だ。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します



そう言えば、この九鬼山は桃太郎が鬼退治にやってきたという伝説がある山らしいのだが、
コース上にも山頂にも、特にそれらしい看板等は設置されていないようだった。(されてなくて良いけど)
昔登った百蔵山 が桃太郎生誕の地という伝説もあるようなので、
一応これでコンプリートした・・・ことになるのだろうか?

 


少し長めの休止の後、馬立山に向けて山頂を出発。
尾根は真北に延びているのだが、登山道は一度ガレ場斜面を東に大きく下り、
再び尾根に上り返す巻き道となっている。



途中、「馬立山下山」と書かれた看板があり、これから馬立山に向かおうとする状況では、
これがちょっとしたトラップになるので要注意。
九鬼山から馬立山に向かう場合、この看板の矢印に従って左側に下るのが正解。
多分、「馬立山に向かうには、矢印方向に一旦下る」という意味合いなのだろうが、
あまりに省略され過ぎていて、「馬立山から下山するにはこちら」と読めてしまう。
今回は事前にブログでこの情報を得ていたため問題無かったが、
何も知らずに遭遇すると、混乱すること必至と思われる。



また、道が細く、右側が切れ落ちている箇所があるので、慎重に通過したい。



尾根に戻った辺りは「紺場休場」という展望地になっているが、特に指導標等は無いようだ。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します



これといった特徴の無い札金峠を過ぎると、馬立山への上りが始まる。
地図では特に急坂らしき記載が無いのだが、体感としては案外キツく感じられる区間だった。


 


11時丁度に馬立山山頂。
狭く、展望もそれなりといった感じで尾根上の小ピークといった印象。
看板に書かれたマジックの文字が消え掛けているが、標高797mらしい。
そろそろ頃合いだったので、ここで腰を下ろして昼食にする。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します



馬立山以降も似たような尾根道が続き、地味な沢井沢ノ頭を過ぎてひたすら進む。




馬立山から30分程歩いた頃、目前に巨大な岩塊が現れて雰囲気が一変する。
岩塊は登山道を塞ぐように聳えていて、登れば良いのか、迂回すれば良いのか分かりづらい。
先に進む分には、右側に登山道が続いているので、注意して探せば見付けられる。
登ろうと思うと、左側に回り込んで、道なのか不明瞭な急斜面に噛り付くことになる。
はっきりとした道は付いていないが、踏み跡は幾つかあるので、
体力・技術と相談して、登れそうだと思ったらトライしてみても良いかもしれない。
(ただし、登れるだけではなく、下りられるかどうかも熟慮する必要がある)



岩塊の上は想像していたよりかなり広く安定していて、展望は素晴らしいの一言。
先には右側が切れ落ちた御前山の特徴的な山頂も見ることが出来る。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します


▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します



岩塊から下りて、少し登ると御前山の山頂。標高720m。
ここまでのコース上ではほとんど人と遭わなかったが、御前山単体で登る人は多いようで、
狭い山頂はそれなりに賑わっていた。
先程の岩塊の方が展望は良いが、山頂も十分に好展望が得られるので、
岩塊に登るのが不安なら、こちらの山頂だけでも満足出来るだろう。

▼ 別ウィンドウで全天球写真を表示します

 


山頂をそのまま抜けて、笹に覆われた尾根道を10分程進むと神楽山に到着。
こちらは展望に乏しく、三角点がある以外は特徴らしい特徴も無い。標高673.8m。




登山道を少し戻り、分岐から猿橋方面に下る。
地図では上りが下りの倍近く掛かると記されており、実際それなりに急勾配だが、
下る分にはそこまで要注意ポイントがあるわけではないので、サクサク下っていける。
ただ、後半で若干スリッピーな箇所があるため、最後の最後で怪我をしないようにしたい。





神楽山山頂から30分程で、呆気なく車道に出る。
そこから10分も歩けば猿橋駅なので、下山に関しては本当に一瞬という印象だった。


 


15時に猿橋駅に着くと、10分後には上り電車が来るベストタイミング。
徒歩で行ける立ち寄り湯湯が近場に無いエリアなので、そのまま中央本線で立川に戻り、
スーパー銭湯で身体を温めてから、プチ忘年会という形で軽く飲んで18時には解散した。



ガッツリとした上りは最初の九鬼山ぐらいだったけど、
それ以降の山頂手前は短いながらも適度な傾斜があって登り応えを感じられるし、
全体としてはそれなりにメリハリの利いたアップダウンがあって、飽きずに歩くことが出来た。
九鬼山と御前山の展望は見事で、駅からスタートして駅にゴール出来るのでスケジューリングも楽。

雲取山では縁が無かった富士山の眺望も得られて、山納めに相応しい形で締め括ることが出来たので、
マイナーながらも総合的にかなり満足度の高いコースだった。



▲9年振りの体力測定 - 雲取山 1日目 (2018.09.22)
▲マイナールートに大苦戦 - 雲取山 2日目 (2018.09.23)
▲2009年山初め - 扇山 (2009.04.20)
駒橋発電所落合水路橋 / 秀麗富嶽十二景

 


【 登山データ 】 九鬼山 969.9m 〜 馬立山 797m 〜 御前山 720m 〜 神楽山 673.8m (山梨県 道志山塊)

コース:禾生駅→落合水路橋→九鬼山→紺場休場→札金峠→馬立山→沢井沢ノ頭→御前山→神楽山→猿橋駅

登山道に入って以降、水場やトイレは存在しない。
基本的に足場は安定しているが、九鬼山から馬立山の間で道が細く、片側が切れ落ちている箇所がある。
全体としてそれほどハードではないものの、山頂前後の勾配はそれなりにあり、多少息が上がる。

コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL