山梨秘境探訪 - 仙人小屋&奈良田温泉

2019年07月14日 (日) 23:01

沖縄 の土産を渡そうとhikaruに連絡を取り、「じゃあ飲みでも」という流れから、いつもの感じでもう1人を誘い、何だかんだで1日旅行にシフト。
未だに天気がグズついて候補地選定に悩みながら、最終的に山梨の 仙人小屋 までジビエを食べに行くプランに落ち着いた。


 


朝6時に自宅を出て、hikaruの車で山梨へ。
仙人小屋は事前予約出来ないシステムで、当日8時半に置かれる「順番表」に記帳すると、11時の開店から順次呼ばれるようになっている。
このまま真っすぐ向かっても8時半より早く着いてしまうし、最終的に食事にあり付けるのは11時以降なので、手前のEXPASA談合坂に立ち寄って朝食にする。


 
EXPASA談合坂はこれまで何度か訪れていたけど、数年前に来た時よりもフードコートが数段ショボくなった気がする。
メニューは中国語・韓国語が主張するようになったし、気の利いたメニューがほとんど無くなり、何てことのないメニューがやけに高い。これはもう外国人観光客狙い撃ちでボッタくる気満々といった雰囲気。
どうでも良いようなラーメンに1,000円も出す気が起きなかったので、相対的に手頃感のある「塩すた丼」を注文した。


 


8時過ぎに仙人小屋に到着。我々の他には、僅かに遅れて到着したもう1組のみ。
8時半に店の女将さん?が順番表を出してくれたので、無事に一番乗りで記帳を済ませる。




 
店の横には子イノシシが檻に入れられていて、初めはこれも食用かと思ったのだが、どうやら「開運の年神様」として飼われているらしい。脇には絵馬が掛けられたり、奉納品としてエサが売られていたりする。
捕食対象を年神様として扱うのは不思議な感覚だったが、よくよく考えてみれば、狩猟民族なら割と普通のことだ。


 
ここから11時開店までの2時間半をどう潰すかが問題で、調べた限り、近場にこの時間から開いている入浴施設等は無いようだった。天気が良ければ幾らでも行くところはありそうなのだが、雨が降るこの状況では動きようが無い。ここは変に足掻かず、大人しく車で待つことにした。

 


11時には店の周囲の駐車スペースがほぼ埋まるぐらいの賑わいを見せていた。
一番最初に記帳していたので、勿論一番最初に名前を呼ばれて店内に入る。メニューは入ってすぐのボードにズラッと並べられており、種類が多い上に写真は付いていないので、どんなものがあるかを把握するだけでも結構大変。固定メニューなら事前に下調べしておけば良いのだろうが、その時季・そのタイミングで採れたものが並ぶメニューの関係上、どうしてもその場での判断を迫られることになる。注文を決めてから席に通されるため、決めるまで後ろの客が待つことになり、なかなか腰を据えて選ぶ気持ちの余裕が無い。




 
今回は3人居るので、まずは一番人気の「熊鹿焼肉定食 (4,500円)」と定番の「きのこ天ぷら定食 (2,000円)」、そして女将さん推しの「甲斐サーモン刺身定食 (2,500円)」を注文。それからジビエ的にカバーしておきたい「猪のスペアリブ (1,200円)」を単品で追加した。ちなみに定食にはすべて「きのこ汁」が付いてくる。


 
最初に運ばれてきたのは、「猪のスペアリブ」。
薬膳系の煮込み料理で八角がかなり強く、臭みが無い代わりに肉自体の味もほとんど感じられない。スペアリブとは言うが、骨に付いた僅かな肉に噛り付くような感じなので、これ1つで腹を満たすのは無理だろう。


 
少しして、3つの定食が次々運ばれてきた。
「熊鹿焼肉定食」は肉と野菜をテーブルのカセットコンロで焼くスタイル。鹿肉はマトンに似た印象。熊肉はかなり弾力が強く、今までに食べたどの肉とも異なるが、強いて言えば内臓系に近いかもしれない。どちらも下処理が適切なためか、臭みはほとんど無い。一番ジビエっぽさを感じられるのは、やはり熊肉だった。



 
「きのこ天ぷら定食」は圧巻のボリューム。キノコに明るくないので、どれが何というキノコなのかは不明だが、食べるのを躊躇するようなゲテモノっぽいものは含まれていなかった。天ぷら用のつけ汁も付いてくるが、繊細なキノコの違いを感じたければ、塩を僅かに付けるぐらいが良さそうだ。



 
運ばれてくるまでどんなものかよく分からなかったのが、「甲斐サーモン刺身定食」。
そもそも"海なし県"でサーモンというのが謎だったが、調べてみるとどうやら養殖のニジマスらしい。峡北、峡東、富士北麓の清らかな天然水を利用し、2〜3年掛けて1kg以上の大型に成長させたものなんだとか。普通のニジマスに比べて赤味が強く、身も大きい。
他に注文したのが焼き料理・揚げ料理だったので、結果的には良いバランスで食べ進めることが出来た。



 
留守番させてしまった相方にお土産でもと思ったが、熊油・カラマツ茶・アカヤマドリなるキノコ等、野趣溢れるラインナップに怯んで手が出せなかった。

 


12時少し前に店を出て、次にどう動くかをしばし思案。
天気の微妙さは相変わらずなのでアクティビティ系には持って行きづらいし、そうなるとやはり温泉が筆頭候補だろう。実は朝の中央道を走っている間に、「七不思議の湯」として知られる 奈良田温泉 はどうかという話が出ていたのだが、立ち寄り湯が14〜15時半という狭き門だったこともあり、一旦選択肢から外していた。
しかし、仙人小屋から2時間弱と案外遠く、結果的に今出ればジャストタイミングで温泉に着くことが判明したため、勢いで奈良田温泉を目指すことに決まった。


 
奈良田温泉へは長坂ICから中央道に乗り、双葉JCTで中部横断自動車道にスイッチして、地名で言うところの「下田原」で下りる。ここからの下道がかなり長く、山間を1時間弱走らなければならない。今回は奈良田温泉を目指すのでスルーしたが、道中にもポツポツと温泉があるようで、機会があれば巡ってみたいところだ。


 
14時少し前に奈良田温泉に到着。
我々より前に6人ぐらいの1家族が14時の開始時間を待っていた。
宿の周りには何も無く、山に囲まれ、前には大きな川が流れているのみ。観光としては少し弱いが、のんびり過ごすには良さそうだ。



 
14時になったので、階段を上がって温泉へ。受付で入湯料1,000円を払い右の通路を進むと、すぐに浴場がある。
「木造りの露天風呂&総桧風呂 (内湯)」と「石造りの露天風呂&総桧風呂 (内湯)」の2パターンあり、時間帯によって男女が入れ替わるシステムらしく、このタイミングでは前者が男性に割り振られていた。ちなみに道路から見えていたのが「木造りの露天風呂」で、検索した際に一番ヒットするのもこれ。



 
まずはメインの「木造りの露天風呂」に入る。湯舟は8人で満員になるぐらいの大きさで、洗い場は無い。
正直なところ、写真で見た印象程の秘湯っぽさは感じなかったのだが、とにかく強い硫黄臭と湯のトロみ具合に驚かされた。個人的には今まで入ったどの温泉よりも強烈で、ここまで足を運ぶだけの甲斐は十分。


 
続いて、「総桧風呂 (内湯)」へ。
通路に飲泉出来る場所があって一口飲んでみたら、あまりの硫黄の強さに若干気持ち悪くなった。
内湯は露天風呂よりも幾分広く、人も少ないのでのんびり浸かれる・・・のだが、窓が開いていないために硫黄臭が凄く、先程の飲泉による胸のムカつきも相まって、あまり長湯出来ずに上がることになってしまった。少々心残りだ。



 
ちなみに我々が表に出たタイミングでは、入場待ちが発生していた。どうやら人数で規制を掛けているらしい。確かに露天風呂はあっと言う間に埋まってしまう広さなので、規制は止むを得ないところか。
ここに辿り着くまでがそこそこ大変な上に、賞味1時間半という短いチャンスなので、どうせ来るなら14時までに到着しておくようにしたい。

 


その後は身延を抜けて東名に乗り、箱根の温泉をハシゴするというわんぱくプランもあったのだが、目当ての温泉が20時までで間に合いそうにないため、今回は大人しく東京に戻ることにした。

途中、ちょっと目に留まった 富士川クラフトパーク に立ち寄る。
道の駅 みのぶ富士川・切り絵の森美術館 を内包する巨大な公園施設で、カヌー場サバイバルの森 といった、子供が楽しめるコンテンツが満載。東京からはやや遠いので気軽に来る距離ではないのが惜しい。
そうは言っても、男3人が小雨パラつく中でやることは無いので、とりあえずソフトクリームだけ食べて終了。


 


小仏トンネル前で多少の渋滞に遭いつつ、20時過ぎに高田馬場に帰着。
何故高田馬場かと言うと、かつてhikaruと散々食べた「第一旭」に近い 末廣ラーメン本舗 に行くため。男の旅の締めはラーメン。間違いない。
明大前にあった第一旭が閉店して以降、最近すっかり縁遠くなっていた味だったけど、久々にハイクオリティな一杯を食べられて満足。


 
雨に濡れる沖縄 - 1日目 (2019.07.04)
仙人小屋 / 奈良田温泉 白根館 / 富士川クラフトパーク / 道の駅 みのぶ / 富士川・切り絵の森美術館 / 末廣ラーメン本舗

コメント
第一旭は新宿御苑に復活したので是非二人で食べに行きたい。
  • by hikaru
  • 2019/08/02 1:25 PM
行きましょう。近々是非。
暑くても構わんです、はい。
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