▲10年越しの富士見リベンジ - 扇山・百蔵山 (1,138m)

2019年11月30日 (土) 22:26

レギュラーメンバーによる年内最後の山行として、比較的アクセスの良い扇山・百蔵山のプチ縦走を決行。
紅葉には1週間遅かったが、今時季は富士山の展望が期待出来る。この2山は 10年前の春 に1人で登っているが、その時は霧で展望を得られなかったので、個人的なリベンジも兼ねる形となった。


 


8時に中央本線の四方津駅で集合し、8時半のバスに20分揺られて犬目バス停へ。四方津駅の時点で既に人は少なかったが、バスの乗客は我々以外に3人だけ。
今週中盤まで続いていた雨はすっかり上がり、昨日から雲ひとつ無い素晴らしい快晴。ズバリの紅葉は逃したものの、先週末は雨模様で登山には厳しく、結果的にはベストなタイミングだった。出発が9時と少し遅かったこともあってか、予想していたよりもかなり暖かい。どうやら絶好の山日和に恵まれたようだ。



 
バス停を出発し、舗装路を5分歩いて登山道に入る。
前回は鳥沢駅に下車して梨ノ木平から登ったので、今回のコースは初めて歩くことになる。




 
傾斜は大したこと無いが、ダラダラと上り続けて休憩ポイントはほとんど出て来ない。紅葉を過ぎた分、落葉して足元は柔らかく、見通しも良いので歩き易い。




 
登山口から40分で、犬目丸 (見晴台) と扇山山頂への分岐。見晴台は地図にも「展望が良い」とあったが、展望は扇山山頂でも十分得られそうなので、立ち寄りはしなかった。
ちなみにこのコースの指導標は指し示す方向に沿って文字が書かれていて、独特な拘りを感じさせる。


 
分岐以降は見通しの良い広い道となり、非常に歩き易い。ただ、一昨日までに降った雨の泥濘と急坂がセットで牙を剥く箇所があり、見た目の印象よりも息が上がる。いかにもな急登ではなく、気が付いたら勾配がキツいというタイプなので、体力と相談してペースを調整したい。
急坂を過ぎると、ここ数日で降ったと思われる雪が残っていた。




 
10時半、1,138mの扇山頂上に到着。10年前はあまり印象に残らなかったが、かなり広々とした山頂で、この日は霜が凄いことになっていた。
大月市秀麗富嶽十二景 に名を連ねるだけあり、晴れていれば西に見事な富士山を望むことが出来る。

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先日組み込んだ 山専用ボトル で、早速カップ麺とコーヒーを準備。
6時に熱湯を入れてから4時間半しか経っていないので、余裕で食べることが出来る。食前の組み立て→水を入れる→沸騰、食後の拭く→分解というステップを丸々省略出来るので、想像以上に楽で手早い。
ただ、やはりその場で沸騰させた熱湯とは完全に同じではないし、アウトドアにおいてはこの手間こそが醍醐味と言える側面もあるので、その日の気分でJETBOILと使い分けるのが良いように思う。


 


11時過ぎに扇山を出発。長い下りと僅かな上りを繰り返し、標高にして300m程一気に下げて、大久保山・カンバノ頭を通過。
前回はこの下りに泥濘が多く、結構大変だったように記憶していたが、今回はそれほどでもなかったので、思ったよりは楽に下りることが出来た。




 
宮谷分岐を過ぎ、コタラ山を巻いて、1,003mまで一気に百蔵山まで上り返す。下る区間の印象が強いので身構えていたが、思ったより労せず山頂に辿り着くことが出来た。
12時半を少し過ぎた辺りで、気温は20℃。風が無く、日差しも暖かいので快適。




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山頂を西側に抜け、間も無くの分岐から百蔵山登山口に南下するルートで下山開始。ほぼ下り一辺倒だが、分岐直後のベンチが置かれた展望地からの眺めは見事だった。




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展望地から少し歩くと、登山口まで一直線に下るコースと、百蔵浄水場を経由するコースに分岐する。特に理由が無ければ前者で良いと思うが、今回は同行者がトイレに立ち寄りたいと申し出たため、浄水場を経由して下りることにした。
分岐からすぐに登山道が終わって林道〜舗装路になってしまうのだが、山の神 (大山耽声) や和田美術館といったものもあり、遠回りだがそれなりに飽きさせない。





 
百蔵浄水場は思いの外大きく、立体サーキットのような造りになっている。





 
浄水場の先のトイレ前では、山茶花が綺麗に咲き乱れていた。



 
以降はダラダラと舗装路が長く続く。トイレがあるとの情報を元に浄水場を経由したのだが、何と直線コースにもトイレがあるとの張り紙が…


 


予定より1時間弱巻いていたので、少し足を延ばして 甲斐の猿橋 を観に行くことにする。ゴールの猿橋駅から徒歩20分と微妙な距離だが、こういう機会でもないと行くこともないだろう。
途中にある 湯立人鉱泉 が空いていればと思ったのだが、6月頃から臨時休業されているそうで、残念ながら利用出来ず。



 
10年前は行けなかった、甲斐の猿橋。「岩国の錦帯橋」「木曽の棧 (かけはし)」と並ぶ日本三奇橋で、両岸から張り出した四層の刎木 (はねぎ) によって支えられた特殊な構造となっており、吊り橋と同様に橋脚を必要としない。
正確な起源は定かではないが、西暦600年頃に造られたものという説が有力らしい。今現在の橋は1984年に架け替えられたもので、1851年 (嘉永4年) の橋を復元したものとのこと。奥に架かる水路橋を含めた渓谷美も素晴らしい。

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猿橋駅から立川まで戻り、油そばで空腹を満たしてから銭湯で汗を流し、締めは立飲み屋で乾杯。メンバーが集うのは年内最後なので、来年のことを話しながら少し早い年納めで解散となった。
今年は他イベントや天候の都合でなかなか山に行けず、台風の影響で泊まり山行も 日帰りにスケールダウン する等、思うように動けなかった。最後の最後で快晴を引き当てて富士山を堪能出来ただけでも、まだ良かったのかもしれない。


 
▲2009年山初め - 扇山 (2009.04.20) / ▲嵐の前の突貫ハイク - 平標山・仙ノ倉山 (2019.09.22)
△THERMOS 『山専用ボトル FFX-751』 (2019.11.26)
大月市秀麗富嶽十二景 / 甲斐の猿橋 / 湯立人鉱泉

 


【 登山データ 】 扇山 1,158m 〜 百蔵山 1,003m (山梨県 大菩薩連嶺)

コース:犬目バス停→扇山→大久保山→カンバノ頭→コタラ山→百蔵山→百蔵浄水場→猿橋→猿橋駅

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