新春1,500km 紀伊ハンター 2020 - 1日目

2020年01月03日 (金) 23:50

ほぼ恒例となっているhikaruとの正月遠征。個人的な都合で取り止めていた去年の分も盛り込んで、今年は2日間の日程で計画。前回の一昨年に 香川までぶっ飛んでしまった ため、変な方向にハードルが上がってしまった感もありつつ、どこに向かおうかあれこれ思案。今回は自分もhikaruも予てから行きたいと思いながら、未開の地だった紀伊半島に白羽の矢を立てた。


 


我々は周到なプランニングも大好きだけど、行き当たりばったりの偶発的なメイクミラクルも楽しみたい性質。気になるスポットは手当たり次第にマッピングしておいて、ひとまず反時計回りで突っ走ることだけを背骨にスケジュールを決定。
上手く噛み合わずに悔しい思いをする可能性もあるけど、現地で得た情報やフィーリングを元に肉付けしていくライブ感は、気心の知れた長い付き合いだからこそでもある。いざとなれば "大人の力" でブン回せるという自負もあるし。(笑)

 


2日の22時に自宅を出発し、東京ICから一路和歌山へ。
新東名をひた走って翌1時に浜松SAで夜食を放り込み、伊勢湾岸自動車道で3時半に湾岸長島PA、新名神高速道路で4時半に土山SA、名神高速道路〜京滋バイパス〜第二京阪道路〜近畿自動車道〜阪和自動車道と繋いで7時に紀ノ川SAでそれぞれ小休止。



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そのままの勢いで阪和自動車道〜トンネルだらけの紀勢自動車道をひたすら南下して紀伊半島南岸の海岸線まで進み、紀勢本線と並走する国道42号で第一目的地である橋杭岩に到着した。
西岸沿いにも 崎の湯 等の気になるスポットが点在していたが、今回は熊野・伊勢・志摩辺りをメインに回りたかったので断腸の思いでスルー。

 


橋杭岩 は橋の杭だけが立っているように見えることから名付けられた奇岩の名勝で、国の名勝天然記念物に指定されている。
大小約40の岩が約850mもの長さで並んでいて、干潮時は中程の弁天岩まで歩いていくことが出来るらしい。泥岩層の干潟は磯臭さがほとんど無く、海藻等もほとんど見当たらない。目を凝らすと、ヤドカリぐらいは発見することが出来た。
少し前にブラタモリで観て気になっていたが、テレビで観た印象よりも遥かに奇妙な風景で面白かった。

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小腹も空いてきたので那智勝浦に向かい、まぐろのヤマキ (ヤマキ食堂) でブランチ。
マグロに限らずメニューはかなり多いが、クロマグロのトロ推しの圧が物凄い。あと、何故かカレー推し。自分は大トロ丼 (1,600円)、hikaruは大トロ+赤身のヤマキ丼 (2,000円)、そしてカレーのハーフ (400円) をシェアする形で注文。
紫ヘアーの名物女将が「カレーは分けて食べる?」と訊いてくれたが、ハーフを更に分けてもらうのも申し訳無いので「分けるけど、器は1つで良い」と伝えたところ、「それだと三度味が変わるのが分からなくなるから、シェアするなら予め分けさせて欲しい」とのこと。味が変わる云々はよく分からなかったけど、そこまで思いがあるならということで、お言葉に甘えることにした。



 
丼は想像よりもマグロがしっかり盛られていて嬉しい誤算。酢飯ではなく、ほんのり甘いタレを浸る程に掛けて食べるスタイル。
脂がしっかり乗りつつマグロの旨味もしっかり感じられ、途中からクドくなるかもという懸念に反し、ペロリと平らげることが出来た。日頃はあまりトロを口にしないのでクロマグロがどうとかは分からないが、これは単純に美味しくて大満足。


 
カレーは上層が甘いルー、下層が辛いルーになっているようで、上層だけ・下層だけ・上下ミックスで三度味が変わるということらしい。推しているだけあって十分美味しいのだが、結構ドッシリとした味なので、マグロの感動が上書きされてしまう…(笑)

 


近くにある勝浦漁港の にぎわい市場 へ移動。外には足湯も設けられている。新しく綺麗な施設でタイミングによってはマグロの解体ショー等も楽しめるようだ。



 
市場とは言うものの、生鮮の取り扱いはそれほど多くなく、どちらかと言えば「道の駅」といった感じ。マグロを食べられる飲食店も幾つかあったが、先程のヤマキに比べると割高感のある価格設定。食べ比べていないのでハッキリとしたことは言えないけど、個人的に今回はヤマキで正解だったかな。



 
ちなみにここに置いてあるパンフレットに勝浦エリアでマグロ料理を提供している店のマップが付いているのだが、程近いヤマキは載っていなかった。色々と事情があるのかもしれない。

 


勝浦から内陸に北上し、熊野那智大社 を目指す。
かなり近くまで車で行けるようだが、折角なら多少は 熊野古道 を歩いてみたかったので、少し離れた駐車場から 大門坂 で向かうことにする。
登り口には樹齢約800年の「夫婦杉」が聳え、その後も杉の巨木に囲まれた石畳の路が全長約600m、高低差にして約100m続く。タイミングにもよるのだろうが、観光客はそれほど多くなく、静かな山歩きを堪能することが出来た。




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大門坂の終点から一度車道を跨ぎ、少しキツめの467段の石段を登り切れば、いよいよ熊野那智大社に到着。
境内は初詣の参拝客で賑わい、朱塗りの社殿は目にも鮮やか。





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裏手には対照的な 那智山 青岸渡寺 が堂々たる風格で並んでいる。
ちなみに有料となるが、熊野那智大社までは車で行くことも出来るようだ。


 


境内を北に抜けてダラダラと下り、最後に 那智の滝・飛瀧神社 へ。
勝手な思い込みで山深く、ギリギリまで姿を見せないイメージを抱いていたのだが、実はかなり遠くからでも滝が見えている。




車道から石段を少し下ると滝のほぼ正面に出られるが、300円支払うともう少し近い「お滝拝所舞台」に上がることが出来る。このところまとまった降水が無かったため水量はそれほどでもなかったが、落差133mは伊達ではなく、滝の下には虹が掛かっていて雰囲気も良い。

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駆け足気味だが概ね目的は果たせたので、大門坂を下って駐車場に戻る。

 


夕日を見るために潮岬まで南下するが、少し時間に余裕があったので、潮岬から東に繋がる紀伊大島に寄ってみることにする。
東端の 樫野埼灯台 手前には 明治時代にトルコの軍艦が遭難した事件 の慰霊碑と記念館が建てらており、観光地に近い雰囲気で整備が為されている。




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灯台はイギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンによる日本最古の石造り灯台とのことで、隣に建つ旧官舎とセットで非常に美しく維持されていた。 時間があったので偶々立ち寄ってみたが、少し時間を掛けてでも訪れる価値がある、なかなか雰囲気の良い素敵な場所だった。



 


頃合いになったので、島を出て 潮岬灯台 を目指す。
こちらも樫野埼灯台と同じ技師の手によるもので、日本の灯台50選にも選ばれているそうなのだが、残念ながら営業時間が終わっていて近付くことは叶わなかった。ただ、今回狙うのは灯台そのものではなく、灯台の脇を抜けて神社の前を通過し、若干山道っぽい場所抜けた突き当りにある夕日スポット。岸壁の上にある狭いスペースだが、しっかりとした柵が設けられているので危険は無い。




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夕日を観るには格好の場所だが、この時は水平線近くに厚い雲が横たわっていて、どうやら完璧な夕日は望めそうになかった。
雲が切れることを薄く期待し、お湯を沸かしてコーヒーを飲みながらしばし待ってみたものの、残念ながら上の写真止まり。明日の朝陽に気持ちを切り替えて、車に戻る。


 


陽が落ちてすっかり暗くなったので、そろそろ夕飯。2日間の中で一度はご当地ラーメンを食べようと思っていて、この後目指す温泉への道すがらにあるエリアで探してみたところ、勝浦のたんぽぽラーメンが良さそうだった。暗くなっていたのであまり分かっていなかったのだが、どうやら朝に大トロ丼を食べたヤマキの並びだったらしい。
この店、実はhikaruが都内で食べつけている和歌山ラーメンの雄「井出商店」の姉妹店だった。予想外の出会いと期待通りの味にテンションも上がる。



 


最後は一気に山奥に入り、川湯温泉 ( 仙人風呂 ) へ。名前の如く川そのものを浴場とする豪快な温泉だが、何せ今時季は川の水温が冷たい。川底から噴出する73度の源泉を探り当てて何とか温まろうとするものの、水深が浅いので肩が出てしまい、思うように温まることが出来ない。全身を温められる場所を探すのはなかなか大変だけど、とにかく開放的なシチュエーション、そして同じ境遇を共にしていることで、何とも不思議な連帯感があった。



 
1日目のプランをすべて消化したので、道の駅 パーク七里御浜 まで北上して、駐車場で車中泊。この24時間はほぼ仮眠無しで動き続けてきたので、明日に向けてさっさと就寝する。今のところ明日の天気も心配無さそうだし、残りの時間でどこまで回れるかが楽しみだ。



 
2日目 に続きます。


 
新春1,500km 紀伊ハンター 2020 - 2日目 (2020.01.03)
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橋杭岩 / 勝浦漁港にぎわい市場 / 熊野那智大社 / 熊野古道 / 大門坂 / 那智山 青岸渡寺 / 那智の滝・飛瀧神社
樫野埼灯台 / 潮岬灯台 / 川湯温泉 ( 仙人風呂 ) / 道の駅 パーク七里御浜

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