▲縦走 - 鷹ノ巣山〜六ツ石山(1,736m)

2009年06月28日 (日) 22:31



梅雨の合間で天気が良かったので、ここぞとばかりに奥多摩に出征。
奥多摩は昨年秋の川苔山以来ですな。今回は鷹ノ巣山という山に登ってみました。
 
鷹ノ巣山は奥多摩駅から更に西、奥多摩湖から真北に位置する山。
奥多摩って東京にありつつ、どんな山があるか知ってる人とかあまり居ませんが、
奥多摩駅からバスで色々な山にアクセス出来るので、割と選り取り見取りっす。

この周辺は登山ルートが豊富で、行きと帰りで様々な組み合わせが楽しめる。
今回は奥多摩湖手前の水根バス停で降りて、鷹ノ巣山と東隣の六ツ石山を縦走、
「O」の字を描くように水根バス停に戻るルートを選択。



当日は朝5時半の電車に乗って、奥多摩駅へ。
そこからバスで15分程度で、奥多摩湖手前の水根バス停に到着。
荷物の再点検やら準備運動やらを済ませ、8時少し前に登山開始。

まず、登山道までしばらくの間は車道を歩く。
後ろに奥多摩湖を眺めつつ、沿道の紫陽花なんかも堪能。
20〜30分程歩いた辺りで砂利道になって、いよいよ登山道がスタート。

先程、コースの選択肢が多いと書いたけど、
それは1つ1つのコースに人が集中しないということでもあり、
比較的穏やかな山行になるケースが多い。
今回もどうやらそのパターンで、登山開始から2時間は、他の登山客に会わなかった。

で、登山客には会わなかったのだけど、登山道に入って早々、
害獣捕獲何たら(要は猟友会)の方に出くわした。
「クマが出ますんで、銃声とか聞こえるかもしれん。六ツ石を中心に山狩りしてるから」
「音が出るもの付けて、一応用心して登るように」
とのアドバイスを頂く。熊、熊、熊… あわわわ…

1人での静かな山行も、熊とか言われると正直ビビる。
ニュースとかで聞くのと、現地でその筋の人から聞くのとでは、現実味が全然違う。
持っていた熊除けの鈴をザックに提げて、いつも以上にキョロキョロしながら登る。



バス停の「水根」という名が示す通り、この辺りは沢が多く、
今回のルートも半分ぐらいまで沢伝いで進んでいく。
この日は快晴でかなり暑かったけど、沢沿いの道はひんやり快適で、
水の流れる音を楽しみながら歩くことが出来た。
ただ、道はとても綺麗なのだが、片側は沢に向かって切り立った細い足場が続くので、
極端に高所恐怖症の気がある人には少々ストレスかもしれない。
あと、悪く言えば日陰の陰気なコースなので、晴れの日以外はオススメしません。

沢伝いの道の途中には、ワサビ田もある。
ワサビ田自体見るのが初めてで、しかもこんな山奥にあるってのは、何か新鮮。
長く続く沢を離れると、そこから一気にスイッチバックの急坂が始まる。
標高差が1,200mある割には、それまでが比較的緩やかな道が続いていたので、
どうせ途中からシンドイことになるんだろうと思っていたけど、案の定…
ほとんど登り一辺倒で、山頂手前までは見通しも悪く、初登山には不向きかも。



スタートから4時間ほどで、鷹ノ巣山頂上に到着。
天気がいいと富士山や南アルプスまで見渡せるらしいのだけど、
この日は快晴なものの視界はイマイチで、近場の山しか見えなかった。(一番上の写真)
まぁ、今の時季は湿度が高いし、これは仕方の無いところ。

山頂は広いので、適当なところに腰を下ろして昼食。
今回は暑いだろうと予想してクッカーは持たず、お湯は魔法瓶に入れて持参。
これだとカップ麺を作るにはちょっと温いが、はるさめヌードルなら大丈夫。
クッカーより軽いし、帰りの電車では冷たい飲み物を入れておけるので、
夏場で1人の時は魔法瓶で十分かも。

定番のおにぎりとヌードル、食後にコーヒーを淹れて昼食は終了。
この山頂は木陰が無いので、快晴のときは長居はシンドイ。
加えてこの日は異様に小さい虫が多くて、登り始めから下山まで、
終始4〜5匹の虫に集られている状態だった。
しかもコイツ等、こちらが立ち止まった途端に顔(しかも目や鼻)目掛けて
突進してくるので、おちおち休憩もしていられない。何なんだ一体…

と言うわけで、さっさと山頂を後にして、次の六ツ石山に向かう。
先の話によれば、この六ツ石山周辺で熊狩りをしているそうで、
そう言えば、登っている最中に銃声らしき音を数発聞いた気がする。
幸い、今は何も聞こえていないので、極力考えないようにして六ツ石山へ。

鷹ノ巣山に登るときもそうだったけど、六ツ石山方面に向かう人は少ないらしく、
これまた基本的に1人で突き進むことになる。
道や道標がしっかりしているので迷う心配はほとんど無いけど、
熊が出るかもしれない山奥で完全に1人というのも、やっぱそれなりに不安。
一瞬、遠くに見える巨木の倒れた切り口が熊に見えたりして…(笑)

まぁ、そんなこんなしつつ、1時間半で六ツ石山に到着。こちらは1,478m。
この山は他の山と山を結ぶ中継の山で、この山を目指して来る人は居ない。
見晴らしは良いものの、見事に何も無いので、とりあえず写真だけ撮ってスルー。

ここから2時間弱、これまた下り一辺倒で出発地点の水根バス停に帰着。
最初の沢伝いと山頂の展望はいいけど、それ以外は結構シンドイ山行でした。
暑くて蒸す上に風が無かったことと、とにかく虫のしつこさに参ったなぁ。
さて、次はどこに登りますか…


【 登山データ 】



鷹ノ巣山 1,736m、六ツ石山 1,478m(東京都・奥多摩山系)
コース:奥多摩駅→水根バス停→鷹ノ巣山→水根山→城山→将門馬場→六ツ石山→水根バス停→奥多摩駅
コース長:14〜5kmぐらい

往路は中盤まで沢伝いの楽しいコース。足場が狭いので注意。
中盤以降は傾斜のキツいコースが2時間近く続くが、丸太の階段はほとんど無い。
土の柔らかい道が多く、ストック頼りだと逆に疲れる可能性有り。
アップダウンではなくアップ続きなので、脚には結構シビア。
全体を通じて山小屋は無いので、水はある程度多めに持って行く方が無難。
同様にトイレも無いので、女性は注意が必要。
他の山とも組み合わせられるし、コースの選択肢は結構豊富。
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