映画『ワルキューレ』

2009年09月15日 (火) 10:03



DVDレンタルで鑑賞。
ヒトラー暗殺計画「ワルキューレ作戦」の顛末と、
その指揮を執った将校シュタウフェンベルク大佐を描いたノンフィクション。
 
実話に基いたストーリーは重厚で、演出も緊迫感が出ている。
トム・クルーズ、何だかんだでまだまだ格好いいです。制服がよく似合う。

惜しいのは、当時の世界情勢やドイツの状況に関する描写がほとんど無く、
シュタウフェンベルクがヒトラー暗殺を考えるようになった理由も描かれないため、
最初からヒトラー暗殺ありきで話が進み、心情的に寄り添い切れない点。
理解が不十分なままに観てしまうと、スパイ映画の域を出ない印象。
かと言って、その為に当時のドイツ情勢を学んでから観るというのも微妙…

題材としては非常に興味深い出来事であり、もう少し掘り下げることが出来ていれば、
なかなかの良作になったと思う。惜しい。


goo映画 『ワルキューレ』 紹介ページ
コメント
貴重なレビュー、サンクスです。

背景を簡単に説明すると、国防軍の一部の軍人はヒトラー離れが進んでて、前年のスターリング・ラードの敗北で最高潮に。

ここで暗殺の大本の計画を練ったのがベック元参謀総長らのお偉いさん。
で、シュタウフェンベルク大佐も昔は賛成してたが、38年のユダヤ人に対するクリスタール・ナハト事件以降、現政権が気に入らなかったんで、ヒトラーに近づける数少ない人物として白羽の矢が立ったと。

偉い順だとベック>>>>>オルブリヒト>>>>シュタウフェンベルク

こんだけ知っとけば問題無いかと、駄文スマソ。
  • by イブキ
  • 2009/09/15 12:53 PM
うむ、サンキューです。

俺も観た後で少し調べてみて、何となく背景は理解出来た。
ドキュメンタリーとして観る分には良いのかもしれないけど、
娯楽作品として考えた場合、ちょっと人物の掘り下げは足りないんだよな。

あくまでシュタウフェンベルクを軸に描いている割に、
彼自身に感情移入するためのフックが少な過ぎる。
例えばこれが、他の第三者からの視点で見た物語なら、
もう少し印象が違ったかも。
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